公衆衛生学総論  

 佐藤史

2単位

 食物栄養科栄養士コース


履修系統図番号 5N-1010
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 製菓衛生師必修
授業形態 講義

到達目標 1.公衆衛生行政についての基礎を理解する。
2.衛生統計について基本的な知識を習得する。
3.公衆衛生の立場に立った疾病予防・対策を理解する。
授業概要   公衆衛生学は、保健・医療・福祉などを主とした社会の要請に応じて幅広く発展してきた。
 本講座では、公衆衛生の概念と基本的な統計についての知識や手法を習得することを目的としている。
  暮らしや健康に直接関わっているきわめて重要な役割を担っている本教科の担当者は、長きにわたり公衆衛生行政の第一線である保健所や県庁及び県立病院において、保健所及び管内市町村の保健計画の策定事業・疾病対策・感染症対策・精神保健福祉対策・食品衛生対策や国民健康・栄養調査や県民栄養調査の実施・集計・分析・公表やそれに基づく施策の策定、県の健康増進計画(健やか山梨21)の策定や周知に携わっていた。
 また、地域保健法に基き管内市町村の健康情報の収集・分析・公表による健康・栄養問題の発見や地域住民を巻き込んだ健康な町づくりを考えるポピュレーションアプローチや地区組織の育成を通して、健康づくりのための事業計画の立案・実施・評価などに取り組んだ経験を生かし、社会において公衆衛生が栄養士にとって、その知識を実践の場でどのように生かすかを考える実践的教育を行っている。
  なお、授業ではグループワークをとおして、課題に対して自らの意見が整理して発言でき、グループの意見をまとめて、発表できるようにすることにより、コミュニケーション能力の醸成に役立てる。
  本授業は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 ガイダンス
公衆衛生学の意義
公衆衛生の意義
公衆衛生学の定義

事前学習:第1章第1節(公衆衛生の意義)を熟読する。(20分)
事後学習:公衆衛生学の意義についてまとめる。
小テストを行う(60分)
2回 公衆衛生学の定義 健康とは
公衆衛生学の成立及び歴史について

事前学習:第1章第1節(公衆衛生の意義)を熟読する。(20分)
事後学習:WHOの健康への定義を整理する。小テストを行う(60分)
3回 公衆衛生の歴史  1
  世界における公衆衛生の歴史
ヨーロッパにおける公衆衛生にかかわった人物について理解する。

事前学習:どんな人物がいたか調べる。(30分)
事後学習:アルマ・アタ宣言についてまとめる。小テストを行う(60分)
4回 公衆衛生の歴史  2
  日本における公衆衛生の歴史
公衆衛生に対する行政の責務について理解する

事前学習:公衆衛生における保健所の役割を調べる。(30分)
事後学習:公衆衛生行政の特色・分類をまとめる。小テストを行う(60分)
5回 公衆衛生の現状
  公衆衛生行政
  保健所・保健センターの機能
公衆衛生行政について理解する。
保健所と市町村保健センターの機能

事前学習:保健所の仕事を調べる。(30分)
事後学習:公衆衛生行政の特色をまとめる。小テストを行う(60分)
6回 衛生統計  
  人口統計  1
人口静態統計・人口動態統計について理解する  

事前学習:国勢調査について調べる。(30分)
事後学習:人口動態の状況をまとめる。小テストを行う(60分)
7回 衛生統計
  疾病統計
疾病統計と健康指標への理解
  出生、死亡、死産、婚姻、離婚
  健康状態と受療状況、衛生統計
  グループワーク:本県における健康寿命のについて話し合う。

事前学習:罹患率について調べる(30分)
事後学習:主な疾病統計調査をまとめる。小テストを行う(60分)
8回 衛生統計
  疾病統計  2
疾病統計における感染症・食中毒の理解

事前学習:「感染症発生動向調査」を山梨県のホームページから確認する。(30分)
事後学習:現在の感染症の発生状況について調べる。小テストを行う(60分)
9回 衛生統計
  感染症・食中毒
感染症と病原体、感染症の起こる三条件と予防対策の原則への理解

事前学習:主な感染症を調べる。(30分)
事後学習:感染症対策に対する消毒方法についてまとめる。小テストを行う(60分)
10回 疾病の予防
  感染症の予防
わが国の感染症対策について理解する。

事前学習:「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」を調べる。(30分)
事後学習:感染症の分類を整理する。小テストを行う(60分)
11回 生活習慣病  ①
  生活習慣病の予防
健康日本21(第三次)について
  メタボリックシンドロームについてグループで話し合い発表する~

事前学習:生活習慣病の概念と現状を調べる。(30分)
事後学習:高齢者の医療の確保に関する法律における特定健診・特定保健指導制度についてレポートにまとめる。小テストを行う(60分)
12回 生活習慣病  ②
  循環器疾患
循環器病の対策について

事前学習:循環器病には何があるかを調べる。(30分)
事後学習:糖尿病の合併症についてまとめる。小テストを行う(60分)
13回 生活習慣病  ③
  その他の生活習慣病
日本人のためのがん予防法について

事前学習:日本人に多いがんについて知らべる(30分)
事後学習:小テストを行う(60分)
14回 生活習慣病  ③
  生活習慣病の予防と菓子成分
適切な生活習慣とは

事前学習:食生活指針についてを調べる(30分)
事後学習:日常の食事についてまとめる。小テストを行う(60分)
15回 生活習慣病  ③
  生活習慣病の予防と菓子成分
適切な食生活習慣とは

事前学習:食事バランスガイドについて調べる(30分)
事後学習:日常の食事についてまとめる。小テストを行う(60分)
16回 定期試験
17回 総括講義 定期試験の解説、授業の総評、講義内容の振り返り、授業評価の実施

事前学習:講義の振り返り(30分)
事後学習:本講義の要点についてまとめる。(60分)

成績評価の方法・基準 定期試験(筆記)90%、課題提出物10%
教科書・参考書 教科書「わかりやすい公衆衛生学(第4版)」清水忠彦、佐藤拓代編集  ヌーヴェルヒロカワ出版(\2,200)
履修条件 なし
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