ICT活用の理論と方法  

 初田宏樹

1単位

 保育科


履修系統図番号 8C-2051
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 教職必修(小)
授業形態 講義

到達目標 情報通信技術を活用した教育の理論及び方法では、情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進のあり方、並びに児童生徒に情報活用能力(情報モラルを含む)を育成するための基礎的な指導法を身につける。
本授業を通じて、受講者がICTを活用した魅力的な授業を設計し、教育の質を向上させる力を身につけることを目指す。
授業概要   本授業では、保育園や小学校の教育現場でICTを効果的に活用する方法を学ぶ。ICTを活用した授業設計や指導スキルを身につけ、実際の教育現場で即戦力となる力を育成することを目的とする。

授業の進め方:
  授業では、ICTを活用した指導法について理論と実践の両面から学び、実際にパソコンやタブレットを使用して資料を作成し、個人・グループで発表を行う。 受講者は、授業内での活動を通じて、児童の学習意欲を高めるためのICT活用法や、授業に取り入れる際のポイントを理解する。

準備について:
  本授業では、各自でパソコンやタブレットを持参し、ICTツールを活用した課題に取り組む。 必要なソフトウェアやアプリケーションについては、事前に案内するため、受講前に準備を整えておくこと。

主な学習内容:
ICTを活用した授業デザインの基礎
幼児・児童の発達段階に応じたICT活用法
教育アプリやデジタル教材の活用
プログラミング的思考とICT教育の関係
情報モラルと著作権(教育現場での注意点)
模擬授業の実践とフィードバック

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 オリエンテーション  現代社会におけるICTの役割と導入 教育における視聴覚メディアの展開・教育におけるコンピュータ導入の展開

・視聴覚メディアの歴史→テレビ、OHP、プロジェクタ、実物投影機、電子黒板、NHK教育テレビ
・メディアミックスの時代(1980年代~)→コンピュータ、インターネット、教育番組(NHK)
・視聴覚メディアの未来2010年代→電子黒板とタブレット端末の普及
・2020年~→GIGAスクール構想、小中一人1台端末
2回 教育の情報化 ・教育の情報化とは
・GIGAスクール構想とは
・協働的な学びと個別最適な学びの関係
3回 情報モラルと著作権 ・情報モラルとは
・著作権とは
・授業における情報モラル指導
4回 個別最適な学びと対話的な
学びを支えるICTの活用
• グループでキーワード(授業内で発表)の授業を実施するための資料作成
(パワーポイントでも配布資料でもOK)を作成
• 教材の表紙には、チーム名とグループ全員の番号と氏名
• 1グループ10分程度の授業構想の説明を実施
5回 児童生徒の情報活用能力の育成
*授業構想発表(10分)
4回目に作成した内容をもとに発表を行う。
• 教材の表紙には、チーム名とグループ全員の番号と氏名
• 1グループ10分程度の授業構想の説明を実施
6回 小学校プログラミング教育
*プログラミング体験
プログラミング的思考とは?(順序立てて考える力を育てる)
・プログラミング教材(Scratch)の紹介
・幼児・小学校低学年向けのプログラミング活動
7回 小学校プログラミング教育
*プログラミング体験
プログラミング的思考とは?(順序立てて考える力を育てる)
・プログラミング教材(Scratch)の紹介
・幼児・小学校低学年向けのプログラミング活動
8回 1回から8回のまとめとして「レポート提出」 教師によるICT活用を支える指導力
・授業に関する教師の指導力
・教師によるICT活用の具体例
・授業におkるICT活用指導力
・ICTの発達がもたらす教師の指導力の変化

成績評価の方法・基準 レポート50%、演習30%、提出物20%
教科書・参考書 教科書などは特に必要ありませんが、パソコンやタブレットを使用予定。各自で事前に用意をしておくこと。
履修条件 教員免許状取得のための必修科目
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