算数科教育法  

 初田宏樹

2単位

 保育科


履修系統図番号 8C-2006
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 教職必修(小)
授業形態 講義

到達目標 1.小学校における算数科指導(主にC「測定」「変化と関係」D「数量関係」)の実際を研究し、授業に必要な技能と授業の進め方について理解する。
2.指導案の作成、教材作り、評価の方法について、学習指導要領の目標から理解する。
3.対話的で主体的な学びを体験する模擬授業を実施し、授業後に改善すべき点を明らかにしながら、教材の生かし方、授業の進め方、評価の視点を理解する。
授業概要   本授業では,「学ぶ楽しさ,知るよろこび」をテーマに,算数科教育法に焦点を当てる。子どもが算数を学ぶ際に,興味を持ち,楽しみながら学ぶことの重要性を探求する。具体的には,授業計画や教材の選定,授業の工夫,児童の学びを促進する方法を探求する。また模擬授業は,グループ毎に決められた単元の授業について一連の流れで準備と練習を行い発表する。授業者以外全員が児童役を演じ,直後に意見を交わす授業検討会で,授業を観る力を養うとともに,よりよい授業をするための指導を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 ガイダンス
・算数を学ぶ意義と資質・能力とは
・算数の意義、資質・能力(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力)
算数科の目標と4つに分類される領域について理解
事後学習:授業時の配布資料(学習指導要領など)を熟読する(90分)
2回 数学的な見方・考え方、論理的思考の重要性 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
3回 算数科の領域の中で主に、C「測定」「変化と関係」D「数量関係」の学年ごとの学習目標と学習内容の要点を理解を図る。 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
4回 日常生活の中にある算数について考える 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
5回 帰納的な考え  演繹的な考え  類推的な考え 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
6回 関数の考え,関数的に考える力 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
7回 「式」の働き,「式」の読み 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
8回 割合について,日常生活との関連,低学年からの系統性 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
9回 データの活用のねらい,資料の整理と読み,場合の数 事前学習:当該部分を読んでまとめておく。(45分)
事後学習:授業で学んだことを復習する。(45分)
10回 授業展開計画づくり 指導案作成の実際
事前学習…指導案づくり(60分)
事後学習…授業案修正と提出の準備(60分)
11回 模擬授業の実践研究 指導案作成の実際
事前学習…指導案づくり(60分)
事後学習…授業案修正と提出の準備(60分)
12回 ・タブレットを使って子どもの考え方を提示する授業方法の理解
・アクティブラーニングの体験
事前学習…タブレットのアプリに慣れる(60分)
事後学習…タブレットを使った授業展開計画づくりの準備(60分)
13回 タブレットを使った数量関係の授業展開計画づくり 学習内容と応用の場面を把握
事前学習…タブレットを使って授業記録作りの仕方の確認(30分)
事後学習…タブレットを使って授業記録の事前準備(アプリの使い方の習得)(60分)
14回 タブレットを使った模擬授業の実践研究・発表 領域の学習内容と応用の場面を把握
事前学習…タブレットのアプリに慣れる(60分)
事後学習…定期試験に向けての復習(180分)
15回 定期試験
16回 本講義のまとめ
定期試験の解説と評価
授業評価の実施
授業評価の実施
事後学習:
・定期試験の解説と総評を熟読する(45分)

成績評価の方法・基準 定期試験  50%  作成した指導案や作成した教材、模擬授業の評価50%  等
教科書・参考書 ・小学校学習指導要領解説  算数編  日本文教出版株式会社(¥224)
・算数教科書(1年上下・2年上下・3年上下・4年上下・5年上下・6年)東京書籍    (¥3637)
履修条件 小学校課程履修者
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