田草川憲男・雨宮基博
2単位
食物栄養科栄養士コース
履修系統図番号 | 2NPC-0110 |
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科目区分 | 一般基礎教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 |
授業形態 | 講義 |
到達目標 | 1.生活習慣病について理解し、これからの日常生活において健康的に生活することの大
切さを学ぶ。 2.学校教育や家族など、身近なテーマから現代社会の構造について考察し、理解を深め る。 3.専門科目を学ぶ基礎としての「教養」的あり方を養う。 |
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授業概要 | 「教養」とは領域や次元の異なる情報の間の関係性を見つける力である、との考えがある。政治や経済、歴史や文化、地域や世界、芸術や文学、環境や自然といった多層的な場について知ることは、それらの場に身をおく我々自身の体やこころについて理解を深め、より充実した生活をつぐむ-「知的に生きる」-手がかりとすることを本教科の目的とする。
本講義では、専門分野を背景とする講師によるオムニバス形式の講義を通じて学生自身が「知的に生きる」ための基礎的な心構えを形成することを目的とする。 なお、授業ではグループワークをとおして、課題に対して自らの意見が整理して発言 でき、グループの意見をまとめて、発表できるようにすることにより、コミュニケーシ ョン能力の醸成に役立てる。 本授業は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行います。 |
学習内容 | ||
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回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | オリエンテーション(田草川・末岡)
食と健康(1) 生活習慣病対策のあゆみ(田草川) |
本講義の目的及び概要の把握
各担当教員から、授業の概要を説明する。 生活習慣病を中心とした疾病対策 事前学習:主な生活習慣病を調べる。(30分) 事後学習:各担当教員からの授業概要をまとめる。生活習慣病対策の発症予防と受賞か予防について復習する。(60分) |
2回 | 食と健康(2)
生活習慣病におけるがん予防(田草川) |
生活習慣病対策の現状と望ましい生活習慣
~特に、がん予防を考える~ 事前学習:主ながんについてWebCLassで配付したパワーポイントで調べる。(30分) 事後学習:がん予防について、自らの生活習慣を振り返り、危険因子を理解する。特に喫煙が健康におよぼす影響について調べる(60分) |
3回 | 食と健康(3)
健康づくり施策(田草川) |
わが国の健康づくり施策としての「健康日本21」を知る。
事前学習:「健康日本21」についてWebCLassで配付したパワーポイントで調べる(30分) 事後学習:「健康日本21」の主な健康増進計画と自らの日常生活を比較し、課題を見つける。(60分) |
4回 | 食と健康(4)
「健康日本21」における「栄養・食生活」の概要(1)(田草川) |
「健康日本21」における「栄養・食生活」について理解する。
事前学習:健康生活と食生活の関連をWebCLassで配付したパワーポイントで調べる。(30分) 事後学習:「栄養・食生活」と日常の食生活を考える。(60分) |
5回 | 食と健康(5)
「健康日本21」における「栄養・食生活」の概要(2)(田草川) |
「健康日本21」における「栄養・食生活」について理解する。~特に減塩について、日常の食生活についてグループで話し合う~
事前学習:日本人の塩分摂取量を国民健康・栄養調結果から調べる。(30分) 事後学習:自分が実行すべき減塩生活について考え、実践の方策を探る。(60分) |
6回 | 食と健康(6)
健康的なダイエットとは(田草川) |
20歳代女性のやせ過ぎや男性の肥満が課題となっており、適正体重と正しいダイエット法について考える。
望ましい食生活と日常の食生活を比較する。 事前学習:自分にとっての適正体重をWebCLassで配付したパワーポイントで調べる。(30分) 事後学習:学習したことについて日常生活で実践社会にある問題解決の糸口としての自己価値観の発見することをまとめる。(60分) |
7回 | 食と健康(7)
日常の食事について診断する(田草川) |
「料理カード」により日常の食事を選択し、パソコンで診断し、自らの食生活について評価しレポートにまとめる。
事前学習:日常の食生活を記録し、評価する。(30分) 事後学習:パソコン診断した食事を評価し、事前学習した結果と比較する。(60分) |
8回 | 「知と社会の関係」①
「学校(小学校)」の役割は何か。(雨宮) |
学校(小学校)の役割は何か。映像資料を視聴し、グループワークを通して(小)学校教育の意義について理解を深める。
事前学習:小学校時代の自分自身の経験を振り返り、(小)学校教育の意義を考察する。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
9回 | 「知と社会の関係」②
「学級」の役割は何か。(雨宮) |
「学級」の目的・役割、歴史について学ぶ。さらに心理学の適応・順応から学級に所属する意味を学ぶ。学級の意義についてグループワークを通して理解を深める。
事前学習:「学級」の自分自身の経験を振り返り、学級の意義について考察する。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
10回 | 「知と社会の関係③
「いじめ」はなくならないのか。(雨宮) |
「いじめ」の実態、「いじめ」はなぜ起こるのか、「いじめ」予防等について学ぶ。「いじめ」についてグループワークを通して理解を深める。
事前学習:「いじめ」について自分自身の考えをまとめる。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
11回 | 「知と社会の関係」④
「不登校」はなくならないのか。(雨宮) |
「不登校」の実態、「不登校」はなぜ起こるのか、「不登校」対応等について学ぶ。「不登校」についてグループワークを通して理解を深める。
事前学習:「不登校」について自分自身の考えをまとめる。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
12回 | 「知と社会の関係」⑤
「家族」とは何か。(雨宮) |
「家族」の役割・意義、「家族」の変化について学ぶ。「家族のあり方」についてグループワークを通して理解を深める。
事前学習:自分自身の経験を踏まえ、「家族のあり方」について自分の考えをまとめる。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
13回 | 「知と社会の関係」⑥
「ほめる」と育つのか。(雨宮) |
「ほめること」の意義、教育場面での「ほめること」(映像資料)、「教育・子育ての変化」を学ぶ。「ほめること」についてグループワークを通して理解を深める。
事前学習:自分自身を振り返り、「ほめること」の意義について自分の考えをまとめる。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
14回 | 「知と社会の関係」⑦
「遊ぶこと」「学ぶこと」の意義は何か。(雨宮) |
「遊ぶこと」「学ぶこと」に関する映像資料を通して「遊ぶこと」「学ぶこと」の意義を学ぶ。グループワークを通して「遊ぶこと」「学ぶこと」の理解を深める。
事前学習:自身の経験を振り返り、「遊ぶこと」「学ぶこと」について自分の考えをまとめる。(30分) 事後学習:グループワークを振り返り、小レポートにまとめる。(60分) |
15回 | 総括講義(田草川・雨宮) | 定期試験の解説と総評
提出されたレポートをもとに解説を行い、講義内容の振り返りやこれからの生活に役立てることへの意義について意見を求める授業評価の実施 事後学習: 本講義を通して心に残った事・感じたことをレポート作成(60分) |
成績評価の方法・基準 | 各担当教員により、それぞれ50%ずつで評価を行う。評価基準は以下の通りである。
田草川:定期試験(レポート提出)90%、課題提出物10% 雨宮:定期試験(レポート提出)80%、課題提出物10%、授業への参加態度10%等を含め、総合的に評価する。 |
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教科書・参考書 | 授業ごとに適宜配付する |
履修条件 | なし |