インクルーシブ保育Ⅱ  

 末岡尚文

1単位

 保育科


履修系統図番号 8C-2042
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 教職必修(幼) 保育士必修
授業形態 演習

到達目標 1 障害児その他の特別な配慮を要する子どもの保育における計画の作成や援助の具体的な方法について理解している。
2 障害児その他の特別な配慮を要する子どもの家庭への支援や関係機関との連携・協働について理解している。
3 障害児その他の特別な配慮を要する子どもの保育に関する現状と課題について理解している。
授業概要   障害やさまざまなニーズについての理解を深め、基礎知識の習得を目指すとともに、個の特性に応じた支援と保護者ニーズに対する支援のあり方について学ぶ。また本授業では「インクルーシブ保育Ⅰ」で学んだ障害など特別の支援を必要とする者の特性及び心身の発達、生活上の困難とその対応についての理解をもとに、家族支援のあり方、関係機関との連携について学びを深め、個別支援計画の作成を通して保育・教育課程や支援の方法について学ぶ。
  本授業は、ディスカッションやグループワークの時間を設けるほか、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 自治体・関係機関との連携
福祉施策と就学相談
保育所等訪問支援など児童発達支援センターとの連携、就学に向けた支援体制について学ぶ。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
2回 個別支援計画および教育支援計画の意義 個別指導計画の意義と作成の方法を学ぶ。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
3回 個別支援計画および教育支援計画の作成に向けた子ども理解の方法 個別支援計画および教育支援計画の作成に向けた「子どもの実態」の読み取り方を学ぶ。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
4回 個別支援計画および教育支援計画におけるねらいのたて方 個別支援計画および教育支援計画の作成に向けた「ねらい」のたて方を学ぶ。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
5回 個別支援計画および教育支援計画における手立てのたて方(1)手立てとしての環境設定 個別支援計画および教育支援計画の作成に向けた「手立て」のたて方を学ぶ。手立てとしての環境設定について、障害種別ごとに整理する。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
6回 個別支援計画および教育支援計画における手立てのたて方(2)手立てとしての言葉かけ 個別支援計画および教育支援計画の作成に向けた「手立て」のたて方を学ぶ。手立てとしての言葉かけについて、障害種別ごとに整理する。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
7回 個別支援計画および教育支援計画における手立てのたて方(3)手立てとしての集団の関わり 個別支援計画および教育支援計画の作成に向けた「手立て」のたて方を学ぶ。手立てとしての周りの子どもたちへの働きかけについて、障害種別ごとに整理する。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)
8回 保護者・家族への支援と連携 親・家族の障害受容について学ぶ。

事前学習:講義内容の予習プリント(60分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(60分)

成績評価の方法・基準 定期試験50%
提出物50%                                                            
教科書・参考書 厚生労働省『保育所保育指針解説書』
文部科学省『幼稚園教育要領』
参考文献は授業内で適宜紹介する。
履修条件 なし
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