保育課程特論  

 荻原ひろみ

1単位

 専攻科保育専攻


履修系統図番号 7A-1010
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 教職必修(幼)
授業形態 講義

到達目標 1.保育の計画と評価が保育内容の充実を図り、保育の質の向上に資することを理解し、その仕組みが説明できる。
2.様々な保育記録の方法を知り、実際に子どもの遊びの様子を観察し記録することが出来る。
3.具体的な指導計画の作成方法、またその実施および評価、それらを踏まえた改善の在り方について自分の意見が表現できる。
授業概要  本授業は、保育の内容や方法に関する基本的知識を前提として行われる。本授業を通じて、乳幼児期の子どもを保育する上で求められる保育の計画の基礎を学び、また幼稚園および保育所等の運営上必要となる保育の計画の意義および役割を理解する。くわえて、様々な保育記録の方法を知り、実際に子どもの姿を観察し、エピソード記録を取ることを通して、保育を記録する上でのポイントや子どもを捉える視点について学ぶ。なお、観察記録の検討や、保育計画の際にはグループワークを積極的に取り入れる。本授業は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 保育におけるカリキュラム 学習のポイント:保育の計画の種類とその意義についての理解

事前学習:幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領を読む。(90分)
事後学習:授業内配布プリントを復習する。(120分)
2回 保育における計画の目的と必要性 学習のポイント:歴史的な変遷や社会的な要請を踏まえた、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領についての理解

事前学習:幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領における保育の計画の考え方についてまとめる。(90分)
事後学習:授業内配布プリントを復習する。(120分)
3回 保育における記録の方法 学習のポイント:保育における記録の方法とその意義についての理解

事前学習:様々な保育記録の方法について調べ、特徴をまとめる。(90分)
事後学習:授業内配布プリントを復習する。(120分)
4回 保育の記録の実際 学習のポイント:保育の記録からの視点の整理

事前学習:実際の保育記録を読む。(90分)
事後学習:授業内配布プリントを復習する。(120分)
5回 保育の観察と記録① 学習のポイント:遊びの観察による保育の記録

事前指導:保育の記録についての観察視点を確認する。(90分)
事後指導:記録を発表資料にまとめる。(120分)
6回 保育の観察と記録② 学習のポイント:記録に基づいた意見交換による振り返り

事前学習:自身の記録を見直す。(90分)
事後指導:意見交換の内容を踏まえた改善点等を検討する。(120分)
7回 幼保小の接続 学習のポイント:保幼小の接続についての理解

事前学習:幼保小の架け橋プログラムについて調べる。(90分)
事後学習:授業内配布プリントを復習する。(120分)
8回 定期試験 学習のポイント:定期試験

事前学習:これまでの学習内容について復習を行う。(90分)
事後学習:試験の内容について振り返る。(120分)
9回 総括講義 学習のポイント:定期試験の総評と解説
事後学習:定期試験の評価を踏まえた振り返り(120分)

成績評価の方法・基準 確認テスト(50%)、提出物(50%)
教科書・参考書 適宜資料配付を行う。
参考文献:  
『保育・教育カリキュラム論』大学図書出版  (¥2200)
幼稚園教育要領(平成29年3月告示  文部科学省)
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成29年3月告示  内閣府・文部科学省・厚生労働省)
保育所保育指針(平成29年3月公示  厚生労働省)
幼稚園教育要領解説(平成30年3月  文部科学省)
幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(平成30年3月  内閣府・文部科学省・厚生労働省)
保育所保育指針解説書(平成30年3月)
履修条件 なし
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