保育実習指導Ⅲ(施設)  

 飯野雄大・清水一毅

1単位

 保育科


履修系統図番号 11C-2060
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 保育士選択必修
授業形態 演習

到達目標 1  保育実習の意義・目的を理解し、実習全体を説明できる。
2  施設入所に至る経緯を理解し、子どもの人権や最善の利益を考慮する重要性が説明が
    できる。
3  施設における保育士の職業倫理について理解し身につける。
4  実習後の振り返りで保育士としての自らの課題を整理し改善策が説明できる。
授業概要  保育実習Ⅰの経験を踏まえ、施設における保育士の役割と施設内の他職種との連携の在り方を理解する。自らの計画による保育を実践する力を身につける。目標に沿った観察や記録ができるようにする。また、事例を通じて保育士としての倫理を学ぶ。
  随時資料を配付する。
  本演習は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。
  本教科の担当者は、この授業の内容に関連した実務経験を有している。その実務経験を生かして指導にあたる。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 実習施設の研究
担当:飯野・清水
自らが実習を行う施設の研究。

事前学習:実習施設の理念、機能、定員と現員数等
を調べる。(120分)
事後学習:当該施設の内容を資料等を基にまとめる。(120分)
2回 実習施設の入所児童(者)の現状
担当:飯野・清水
実習施設の入所児童(者)の理解。

事前学習:施設入所に至るまでの一般的経緯を調べる。(120分)
事後学習:実習施設の入所児童(者)の特徴と支援方法をまとめる。(120分)
3回 子どもの最善の利益に配慮した保育実践の在り方
担当:飯野・清水
入所児童(者)にとっての最善の利益保障の理解。

事前学習:最善の利益の在り方について調べる。(120分)
事後学習:最善の利益の保障の在り方をまとめる。(120分)
4回 子どもの発達状況の見極めと対応
担当:飯野・清水
実習施設の入所児童(者)の発達状況等の課題理解。

事前学習:実習施設の入所児童(者)の発達状況等を調べる。(120分)
事後学習:入所児童(者)の発達状況に沿った支援方法をまとめる。(120分)
5回 保護者支援の課題と方法
担当:飯野・清水
保護者支援の理解。

事前学習:実習施設における保護者支援の方法を調べる。(90分)
事後学習:保護者支援の意義と方法、留意点をまとめる。(150分)
6回 保育計画づくりの課題整理と実践
担当:飯野・清水
実習施設での保育(支援)計画づくりの理解と実践。

事前学習:保育(支援)計画の意義を調べる。
          (120分)
事後学習:保育(支援)計画を実際に作成し、支援計画の課題をまとめる。(120分)
7回 保育士と他職種、施設と地域社会との関係
(実習施設の現状の理解)
担当:飯野・清水
施設における職種間の特徴と施設地域の関係等実習施設の現状理解。

事前学習:施設で働く各職種の資格と特色を調べる。(120分)
事後学習:職種間の特色と施設と地域の関係性をまとめる。(120分)
8回 実習後の振り返り課題整理とまとめ
担当:飯野・清水
施設保育士の職務の課題整理。
実習の振り返り。

事前学習:施設保育士の現状と課題を調べる。(120分)
事後学習:施設保育士としての自己課題をまとめ、就職への目標を設定する。(120分)

成績評価の方法・基準 ・実習施設についてのレポート50%
・実習事後学習レポート等の提出物50%
教科書・参考書 参考文献:松本峰雄監修「より深く理解できる施設実習」(萌林書林)
履修条件 施設保育士希望者
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