飯野雄大
2単位
保育科
履修系統図番号 | 6C-2050 |
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科目区分 | 専門教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 教職必修(小) 保育士選択必修 |
授業形態 | 講義 |
到達目標 | 本授業の到達目標は以下の通りとする。
1.発達障害を含む特別の支援を必要とする児童の障害の特性及び心身の発達を理解する。 2.特別の支援を必要とする児童に対する教育課程を理解する。 3.特別の支援を必要とする児童に対する支援の方法を理解する。 4.障害はないが特別の教育的ニーズのある児童の学習上又は生活上の困難とその対応を理解する。 |
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授業概要 | 特別支援教育に対する社会の関心が高まりを見せ、それにともない教育・保育に関わる専門職には、障害についての理解や障害児教育に関わる専門性が求められている。本授業はこうした現状を踏まえ、主に小学校教員としての基礎的な資質を形成するために必要な特別支援教育の理念や方法の基礎を学ぶとともに、各障害の基本特性や障害児の心身の発達過程について理解することを目的とする。また障害はないが特別の教育的ニーズのある児童の実態把握や対応の必要性についても学習する。
特別支援学校、特別支援学級等での相談員などの経験をもつ教員が、その経験を生かして、特別支援教育の基本的な知識・技術と支援の実際的な方法を講義する。 |
学習内容 | ||
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回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | 特別支援教育の理念と制度(インクルーシブ教育システムの理解を含む) | 学習のポイント:特別支援教育の理念、共生社会におけるインクルーシブ教育について理解する。
事前学習:特別支援教育に関するニュースを探し・質問を用意する (30分) 事後学習:インクルーシブ教育の理念についてまとめる。(60分) |
2回 | 小・中学校における特別支援教育の仕組み(個別の指導計画等の策定、特別支援教育コーディネーターの役割の理解を含む) | 学習のポイント:小・中学校における特別支援教育の仕組みについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
3回 | 特別支援学級や通級による指導の仕組みとその実際
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学習のポイント:特別支援学級等の仕組みについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
4回 | 特別支援学校における教育の仕組みとその実際(「自立活動」の理解を含む)
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学習のポイント:特別支援教育の教育課程について理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
5回 | 就学までの支援の仕組みとその実際(関係機関や家庭と連携した支援体制構築の理解を含む)
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学習のポイント:就学支援について理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
6回 | 注意欠陥多動性障害の理解と支援 | 学習のポイント:ADHDについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
7回 | 学習障害の理解と支援
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学習のポイント:SLDについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
8回 | 自閉症スペクトラム障害の理解と支援
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学習のポイント:ASDについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
9回 | 情緒障害の理解と支援
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学習のポイント:言語障害について理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
10回 | 言語障害の理解と支援
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学習のポイント:ADHDについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
11回 | 視覚障害の理解と支援、聴覚障害の理解と支援
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学習のポイント:視覚障害・聴覚障害について理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
12回 | 肢体不自由の理解と支援、病弱・身体虚弱の理解と支援
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学習のポイント:肢体不自由・病弱について理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
13回 | 知的障害の理解と支援
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学習のポイント:知的障害について理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
14回 | その他特別の教育的ニーズのある幼児・児童に関する理解と支援
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学習のポイント:教育的ニーズのある子どもについて理解する。事前学習した内容を元に、その場で調べたり質問しあったりして学びを深める。
事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
15回 | 全体のまとめ
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学習のポイント:インクルーシブ教育の今後の課題についてディスカッションを行う。
レポート課題の振り返りを行う。 事前学習:前回の講義資料から質問を用意する (30分) 事後学習:本授業で学んだことをまとめる。(60分) |
成績評価の方法・基準 | レポート試験(50%)、授業内課題(50%) |
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教科書・参考書 | 小学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
生徒指導提要(平成22年3月 文部科学省) |
履修条件 | 小学校教員免許状取得課程履修者 |