下崎聖
1単位
保育科
履修系統図番号 | 8C-2049 |
---|---|
科目区分 | 専門教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 教職必修(小) |
授業形態 | 講義 |
到達目標 | ・総合的な学習の時間の意義と教育課程で果たす役割について教科を越えて必要となる資質・能力の育成の視点からの理解
・学習指導要領における総合的な学習の時間の目標並びに各学校において目標及び内容を定める際の考え方や留意点の理解 ・各教科等との関連性を図りながら総合的な学習の時間の年間指導計画を作成することの重要性とその具体的な事例の理解 ・主体的・対話的で深い学びを実現するような総合的な学習の時間の単元計画を作成することの重要性とその具体的な事例の理解 ・探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立ての理解 ・総合的な学習の時間における生徒の学習状況に関する評価の方法及びその留意点の理解 |
||||
---|---|---|---|---|---|
授業概要 | 総合的な学習の時間は、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指す。
本授業では、総合的な学習の時間において、生徒が各教科等で育まれる見方・考え方を総合的に活用して、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実社会・実生活の課題を探究する学びを実現するために、総合的な学習の時間の指導計画の作成及び具体的な指導の仕方、並びに学習活動の評価に関する知識・技能を身に付けることを主たる目的とする。 具体的には、「総合的な学習の時間の意義と原理」「総合的な学習の時間の指導計画の作成」「総合的な学習の時間の指導と評価」の3つのテーマを中心に進める。まず、「総合的な学習の時間の意義と原理」では、①総合的な学習の時間の意義と教育課程において果たす役割、②学習指導要領における総合的な学習の時間の目標並びに各学校において目標及び内容を定める際の考え方や留意点、の2点について扱う。次に、「総合的な学習の時間の指導計画の作成」では、①各教科等との関連性を図りながら総合的な学習の時間の指導計画を作成することの重要性とその具体的事例、②主体的・対話的で深い学びを実現するための総合的な学習の時間の単元計画を作成することの重要性とその具体的事例、の2点について扱う。最後に「総合的な学習の時間の指導と評価」では、①探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立て、②総合的な学習の時間における生徒の学習状況に関する評価の方法及びその留意点、の2点について扱う。 なお、本授業では、ペア・ディスカッションやグループ・ディスカッションなどを積極的に導入していく。そのために、ディスカッションに必要な準備とディスカッション後のまとめが重要となる。 本教科の担当者は、この授業の内容に関連した実務経験を有しその実務経験を活かして指導にあたる。 |
学習内容 | ||
---|---|---|
回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | 総合的な学習の時間の意義と原理(1)
|
総合的な学習の時間の意義と教育課程において果たす役割:「教科を越えて必要となる資質・能力の育成」
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
2回 | 総合的な学習の時間の意義と原理(2)
|
学習指導要領における総合的な学習の時間の目標並びに各学校において目標及び内容を定める際の考え方や留意点
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
3回 | 総合的な学習の時間の指導計画の作成(1)
|
各教科等との関連性を図りながら総合的な学習の時間の指導計画を作成することの重要性とその具体的事例の分析
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
4回 | 総合的な学習の時間の指導計画の作成(2)
|
「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を実現するための総合的な学習の時間の単元計画を作成することの重要性とその具体的事例の分析
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
5回 | 総合的な学習の時間の指導と評価(1)
|
探究的な学習の過程及びそれを実現するための具体的な手立て:「課題の設定」、「情報の収集」、「整理・分析」、「まとめ・表現」の各段階における具体的な指導の手だてと留意点
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
6回 | 総合的な学習の時間の指導と評価(2)
|
各自作成した探究的な学習の過程を踏まえた単元計画のプレゼンテーションと批評検討会、「主体的な学び」、「対話的な学び」、「深い学び」の三視点による次なる授業改善
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
7回 | 総合的な学習の時間の指導と評価(3)
定期試験 |
総合的な学習の時間における生徒の学習状況に関する評価の方法及びその留意点:ルーブリックを基にしたパフォーマンス評価、ポートフォリオ評価など
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
8回 | 総合的な学習の時間の指導と評価(4)
|
カリキュラム・マネジメントの視点からの評価
事前学習:予習内容のプレゼン原稿の作成(2時間) 事後学習:授業の振り返りと復習(2時間) |
成績評価の方法・基準 | 毎回作成するレポート(50%)、最終課題レポート(50%)によって総合的に評価する。 |
---|---|
教科書・参考書 | テキスト
・文部科学省『小学校学習指導要領』東洋館出版社、2018年 ・文部科学省『小学校学習指導要領解説 総合的な学習の時間編』東洋館出版社、2018年 参考書・参考資料等 授業中に適宜資料を配布する。 |
履修条件 | なし |