家庭問題特論Ⅱ  

 田中結香

2単位

 専攻科保育専攻


履修系統図番号 9A-2010
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 必修
授業形態 講義

到達目標 1.現代社会における家庭問題について、多角的な視点から捉えて説明ができる。
2.現代社会における家庭問題について、解決に導くための様々な手法を獲得する。
3.家庭問題を支援する保育者としての実践力を向上させる。
授業概要   本講義は、「家庭問題特論Ⅰ」をはじめとし、社会学や社会福祉学等に関連する科目で学修した内容を基盤に、保育者としての実践力を高める内容である。
  実践に即した現代社会における家庭課題を取り入れながら進めていく。教員が説明するだけの一方通行の講義ではなく,内容に応じて演習やグループワークなどのアクティブラーニングを取り入れた方法で講義を進める。
  本講義は,地域包括支援センター・在宅介護支援センター・病院・行政の社会福祉士,精神保健福祉士,介護支援専門員としての実務経験を持つ教員が,社会福祉各分野における現状と基礎理論,福祉の実施体制等の実際について指導する。
  本講義は,状況によってオンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 ガイダンス・オリエンテーション ・家庭問題特論Ⅱという科目は何を学ぶのかの理解
・家庭問題特論Ⅱを学ぶ意義とは何かの理解

事前学習:「家庭問題特論Ⅰ」での学修の振り返り。(90分)
事後学習:「家庭問題特論Ⅱ」での提出課題の検討。(150分)
2回 現代社会における家庭問題の抽出と課題整理 ・現代社会における家庭問題を抽出し、その課題について検討する

事前学習:現代社会における家庭問題を新聞記事から複数抽出をしておく(90分)
事後学習:現代社会における家庭問題の課題を整理してまとめる(150分)
3回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える①
  1)現代社会における家庭問題の選定
  2)絵本の選定と福祉的視点での考察
  3)発表内容の作成方法の説明
・現代社会における家庭問題について絵本を媒体として関連させ,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:興味のある現代社会における家庭問題についてまとめておく(90分)
事後学習:事前学習でまとめた内容に関連する絵本を選定し,子ども家庭福祉の視点から自身の考察をまとめ,プレゼンテーションを作成する(150分)
4回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える②
  1)絵本の選択
  2)選択した絵本を家庭問題を支援する社会福祉の視点から資料をまとめる
・現代社会における家庭問題について絵本を媒体として関連させ,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:絵本を複数選択し、社会福祉の視点から検討する(90分)
事後学習:検討した視点を資料にまとめる(150分)
5回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える③
  1)グループ編成
  2)発表構成の構築
・現代社会における家庭問題について絵本を媒体として関連させ,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:グループのカテゴリーを検討しておく(90分)
事後学習:当日の構成を組み立てる(150分)
6回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える④
  1)プレゼンテーションの作成
・現代社会における家庭問題について絵本を媒体として関連させ,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションのまとめ方を検討して準備する(90分)
事後学習:プレゼンテーションを完成させる(150分)
7回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑤
  1)絵本の読み聞かせ
  2)発表者からのプレゼンテーション
  3)全体でのディスカッション
・絵本から現代社会における家庭問題について抽出し,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの練習をしておく(90分)
事後学習:発表内容について振り返り,社会福祉の視点の持ち方や必要性について考察する(150分)
8回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑥
  1)絵本の読み聞かせ
  2)発表者からのプレゼンテーション
  3)全体でのディスカッション
・絵本から現代社会における家庭問題について抽出し,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの練習をしておく(90分)
事後学習:発表内容について振り返り,社会福祉の視点の持ち方や必要性について考察する(150分)
9回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑦
  1)絵本の読み聞かせ
  2)発表者からのプレゼンテーション
  3)全体でのディスカッション
・絵本から現代社会における家庭問題について抽出し,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの練習をしておく(90分)
事後学習:発表内容について振り返り,社会福祉の視点の持ち方や必要性について考察する(150分)
10回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑧
  1)絵本の読み聞かせ
  2)発表者からのプレゼンテーション
  3)全体でのディスカッション
・絵本から現代社会における家庭問題について抽出し,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの練習をしておく(90分)
事後学習:発表内容について振り返り,社会福祉の視点の持ち方や必要性について考察する(150分)
11回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑨
  1)絵本の読み聞かせ
  2)発表者からのプレゼンテーション
  3)全体でのディスカッション
・絵本から現代社会における家庭問題について抽出し,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの練習をしておく(90分)
事後学習:発表内容について振り返り,社会福祉の視点の持ち方や必要性について考察する(150分)
12回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑩
  1)絵本の読み聞かせ
  2)発表者からのプレゼンテーション
  3)全体でのディスカッション
・絵本から現代社会における家庭問題について抽出し,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの練習をしておく(90分)
事後学習:発表内容について振り返り,社会福祉の視点の持ち方や必要性について考察する(150分)
13回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑪
  1)選択した絵本を家庭問題を支援する社会福祉の視点から資料をまとめる
  2)レポート提出確認
・現代社会における家庭問題について絵本を媒体として関連させ,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションの内容を資料にまとめる準備をしておく(90分)
事後学習:資料を完成させる(150分)
14回 絵本を用いて「子ども家庭福祉」の世界を捉える⑫
  1)社会資源の作成と開発
・現代社会における家庭問題について絵本を媒体として関連させ,社会福祉の視点の持ち方を理解する

事前学習:プレゼンテーションと資料の振り返りを行う(90分)
事後学習:社会資源を完成させる(150分)
15回 定期試験
16回 総括講義 ・開発した社会資源の説明と配布
・活用事例(レポート)の確認とフィードバック
・授業評価アンケートの実施

成績評価の方法・基準 筆記試験(レポート)  50%
課題提出  20%
プレゼンテーション  20%
リアクションペーパー  10%
教科書・参考書 参考文献:
絵本から「子ども福祉」を考える  春風社  (3,400円+税)
その他、各自で選定した絵本を用いる。
履修条件 専攻科修了必修であるため、専攻科生は必ず履修すること。
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