加山総子
1単位
保育科
履修系統図番号 | 8C-2038 |
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科目区分 | 専門教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 教職必修(幼) 保育士必修 |
授業形態 | 演習 |
到達目標 | 領域「表現」のねらいと内容を理解し、「表現」に関わる保育を構想・計画・実践できるようになるための指導方法を身に付ける。
・表現を文化的表現だけにとらわれず、生活の中の行為を表現行為として受け止められる視点を獲得する。 ・領域「表現」の基本的な考え方、ねらい、内容を理解している。 ・子どもの表現を受けとめて、子どもの豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする保育を構想し実践することができる。 |
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授業概要 | 1年後期の「子どもと表現」において「表現」の意味と基本を学んだことを基にして、領域「表現」は「感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする」ことをめざすものである。保育所保育指針、幼稚園教育要領の基本的な考え方や領域「表現」のねらいと内容及び全体構造についての理解を深めながら、領域「表現」に関わる具体的な指導場面を想定した保育を構想する方法を学ぶ。なお、授業においては、グループワークとして保育計画を立案し、授業内において発表を行う。
本講義は、状況によりオンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。 |
学習内容 | ||
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回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | 子どもと表現について考える | 生きるための表現としての「表出」の意味と役割を考察する。子どもの表現の特性や発達における意義について映像等を通して考える
事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
2回 | 「表現」の考え方についての理解 | 表現活動の基本構造の理解とそれを構成する各要素の関係性について考察する。
事前学習 表現の基本構造の各自の解釈を事前学習 レポートに記載(30分) 事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
3回 | 「表現」のねらいと内容の理解 | 保育所保育指針・幼稚園教育要領等における領域「表現」のねらいと内容を、事例を通じて考察する。
事前学習 領域「表現」のねらいを事前学習レポー トに記載(30分) 事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
4回 | 「表現」の指導と援助への理解 | 子どもの思いや気づき、心の動きなどを映像等から読み取り、それを生かした保育を考察する。
事前学習 領域「表現」の内容を事前学習レポート に記載(30分) 事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
5回 | 「表現」の指導の工夫(子どものイメージや表現をより豊かにしたり深めたりする環境構成や言葉掛け、情報機器・教材の活用方法を工夫する) | 子どものイメージや表現を、より豊かにしたり深めたりする環境構成や言葉掛け、情報機器・教材の活用方法を工夫することについて考察する。
事前学習 領域「表現」の内容を事前学習レポート に記載(30分) 事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
6回 | 「表現」の指導援助と計画 | グループ活動1
表現の連続性をテーマにした指導案の構造を検討し、具体的な保育場面を想定した保育指導案を作成する。 事前学習 表現に関係する保育指導のプランを各自 が事前学習レポートに記載(30分) 事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
7回 | 「表現」の指導援助と実践 | グループ活動2
作成した指導案に基づき、保育計画をプレゼンテーションする。 事前学習 表現に関係する保育指導案をグループで 検討して指導案を作成する(30分) 事後学習 受講レポートへの要点の整理(30分) |
8回 | 「表現」の指導援助と評価及び総括講義 | 各グループによる指導案を振り返り、保育を改善する視点について考察する。総括講義において「乳幼児期の表現」について振り返りを行い、後期の保育内容表現系列へつなげる。
事前学習 プレゼンテーションを行った内容につい て各自が自己評価を行う(30分) 事後学習 総括レポートの記載と提出(30分) |
成績評価の方法・基準 | 出席状況、事前学習の事前学習レポート、事後学習の受講レポートおよび総括レポートにより総合的に評価する。 |
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教科書・参考書 | 厚生労働省『保育所保育指針』
文部科学省『幼稚園教育要領』 厚生労働省『保育所保育指針解説書』 文部科学省『幼稚園教育要領解説』 厚生労働省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』 |
履修条件 | なし |