栄養指導実習  

 深澤早苗

1単位

 食物栄養科栄養士コース


履修系統図番号 9N-2015
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 栄養士必修
授業形態 実習

到達目標 1.食事調査の意義と目的について説明できる。
2.個人別の食事摂取基準および食品構成を求めることができる。
3.栄養教育の目標設定および指導案を作成することができる。
4.指導対象およびテーマに応じた指導教材を作成することができる。
5.指導計画にそって栄養教育を実践できる。
授業概要   栄養士の使命は食生活の適切なあり方を指導し、人々の健康を実現してゆくことである。栄養教育を効果的に行うためには、栄養学等の基礎的な知識とともに指導技術
の習得が必要である。栄養教育計画の企画、立案、実施、評価、改善までの過程を具体的に学び、より実践的な栄養教育技術の習得を目指す。
  WebClassのチャット機能等を活用し、ディスカッションも行う。  
なお、本授業は、状況によってオンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 ガイダンス
食事調査の概要と平日1日の食事調査の実施
(食事調査は秤量法で行う)
料理カードを用いた栄養教育の体験学習
栄養素等の含有量の多い食品の一覧表作成
食事調査票の作成方法と実施上の留意点
料理カードを用いた栄養教育の学習方法理解
栄養指導時に活用できる含有量の多い食品の理解
事後学習:食事調査1日分を実施する
2回 食事調査結果の分析
(食品番号調べ、重量確認、コンピューターによる栄養価算出)
食事調査の重量確認、栄養価の算出
3回 個人別の食事摂取基準の算定
報告書作成用のデータとりまとめ表(原表)の作成
個人別の食事摂取基準の算出法
原表の作成、整理
4回 個人別の食品構成の算出
食事調査の食品群別摂取量の算出
食事調査結果報告書の作成
食品構成の算出方法、食事調査報告書の作成方法
5回 集団栄養教育の対象決定<6グループ編成>
指導対象の情報収集、問題点の整理
指導テーマおよび指導目標の検討
グループワーク
指導対象の決定、情報収集
事後学習:指導対象を取り巻く栄養問題について、文献などで情報を入手する。(135分)
指導対象の栄養上の問題点についての整理
集団栄養指導のテーマおよび目標の決定
6回 収集した文献等のデータの読み取り
集団栄養指導の構想シートの作成
情報収集
指導案作成のための構想シートの作成
7回 指導案(略案)の作成
指導教材の検討、準備
指導カリキュラムの検討、指導教材の検討
指導案(略案)の作成

8回 指導案(細案)の作成と指導教材の作成
グループワーク
指導案(細案)の作成と指導教材の作成
9回 指導案(細案)の作成と指導教材の作成
グループワーク
指導案の作成(細案)と指導教材の作成
10回 栄養教育実践の準備、模擬練習
指導案(細案)の見直し、改善
教材の見直し、改善
栄養教育実践の教材・媒体作成と模擬練習
11回 作成した指導案に基づいた栄養教育の実践①②
実施した模擬授業の相互評価
栄養教育実践(模擬授業)と相互評価
12回 作成した指導案に基づいた栄養教育の実践③④
実施した模擬授業の相互評価
栄養教育実践(模擬授業)と相互評価
13回 作成した指導案に基づいた栄養教育の実践⑤⑥
実施した模擬授業の相互評価
栄養教育実践(模擬授業)と相互評価
14回 模擬授業評価アンケートの集計
ファイル整理
模擬授業の中で実施した授業評価アンケートの集計
模擬授業のまとめ
ファイルの整理
15回 総括講義
栄養教育実践報告会
本実習の学習内容の振り返り

成績評価の方法・基準 積極的授業態度5%・栄養教育実践15%・課題提出80%を含め、総合的に評価する。
教科書・参考書 参考資料配付
履修条件 なし
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