音楽Ⅰ  

 田邊裕子・荻原千史・保坂淑子・渡邊明子

1単位

 保育科


履修系統図番号 10C-1035
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 教職必修(幼) 教職必修(小) 保育士選択必修
授業形態 演習

到達目標 保育及び教育に必要となる基礎的な音楽知識と技能を習得することを目的とし、以下の1~3を目標とする。
1.音楽理論の学習を通じて、子どものための楽曲演奏に必要となる基礎的な読譜の知識を習得する
2.ピアノによる弾き歌いを通じて、ピアノ技法や歌唱法、子どものための楽曲を学ぶ
3.自ら動いたり演奏したりすることを通して、拍やリズムに関する感覚を伸ばし、読譜力を高める
授業概要 「ソルフェージュ」と「ピアノ奏法」を通じて、保育及び教育の現場で必要となる音楽の基礎的な知識と技能を身に付ける。また、学生自身が音楽を愛好する心情、及び音楽に親しむ習慣を養う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 ガイダンス 前期講義の概要、事前事後学習の方法について理解する。

事前学習 シラバスを読む(10分)
事後学習 課題発表曲の練習(60分)
2回 課題発表 ピアノの課題発表を行い、習熟度別に今後の学習について学ぶ。

事前学習 課題発表曲の練習(60分)
事後学習 習熟度別課題の確認(10分)
3回 ソルフェージュ① 読譜の基本を学ぶ。五線と音名(伊語・日本語)について学習する。
歌唱の基本を学ぶ。幼児向け教材と合唱を中心に講義を行う。前期課題曲1-2の歌唱を行う。

事前学習 五線と音名の予習プリント(10分)
事後学習 五線と音名の復習プリントと課題(50分)
4回 ピアノ奏法① ピアノの基本的な技法を学ぶ。講義は学生の習熟度に合わせて個別指導を中心に行われる。ピアノ奏法は、学習の進捗度によって課題曲が異なる場合がある。前期課題曲1-2を学習する。

事前学習 前期課題曲1-2の練習(80分)
事後課題 前期課題曲1-2の復習(80分)
5回 ソルフェージュ② 読譜の基本を学ぶ。音価と単純拍子について学習する。
リズム楽曲を用いて前述の楽典事項を実際に演奏し、身に付ける。
前期課題曲3-4の歌唱を行う。

事前課題 音価と単純拍子の予習プリント(10分)
事後学習 音価と単純拍子の復習プリントと課題(50分)
6回 ピアノ奏法② ピアノの基本的な技法を学ぶ。講義は学生の習熟度に合わせて個別指導を中心に行われる。前期課題曲3-4を学習する。

事前学習 前期課題曲3-4の練習(80分)
事後課題 前期課題曲3-4の復習(80分)
7回 ソルフェージュ③ 読譜の基本を学ぶ。複合拍子について学習する。
リズム楽曲を用いて前述の楽典事項を実際に演奏し、身に付ける。
前期課題曲5-6の歌唱を行う。

事前課題 複合拍子の予習プリント(10分)
事後学習 複合拍子の復習プリントと課題(50分)
8回 ピアノ奏法③ ピアノの基本的な技法を学ぶ。講義は学生の習熟度に合わせて個別指導を中心に行われる。前期課題曲5-6を学習する。

事前学習 前期課題曲5-6の練習(80分)
事後課題 前期課題曲5-6の復習(80分)
9回 ソルフェージュ④ 読譜の基本を学ぶ。長調について学習する。
様々なリズム楽曲や合奏を行う。
前期課題曲7-8の歌唱を行う。

事前課題 長調の予習プリント(10分)
事後学習 長調の復習プリントと課題(50分)
10回 ピアノ奏法④ ピアノの基本的な技法を学ぶ。講義は学生の習熟度に合わせて個別指導を中心に行われる。前期課題曲7-8を学習する。

事前学習 前期課題曲7-8の練習(80分)
事後課題 前期課題曲7-8の復習(80分)
11回 ソルフェージュ⑤ 読譜の基本を学ぶ。短調について学習する。
様々なリズム楽曲や合奏を行う。
前期課題曲8-9の歌唱を行う。

事前課題 短調の予習プリント(10分)
事後学習 短調の復習プリントと課題(50分)
12回 ピアノ奏法⑤ ピアノの基本的な技法を学ぶ。講義は学生の習熟度に合わせて個別指導を中心に行われる。前期課題曲9-10を学習する。

事前学習 前期課題曲9-10の練習(80分)
事後課題 前期課題曲9-10の復習(80分)
13回 ソルフェージュ⑥ 長調と短調についての学習内容をまとめる。
様々なリズム楽曲や合奏を行う。
前期課題曲11-12の歌唱を行う。

事前課題 長調と短調の予習プリント(10分)
事後学習 長調と短調の復習プリントと課題(50分)
14回 ピアノ奏法⑥ ピアノの基本的な技法を学ぶ。前期弾き歌い学習の振り返りとして、授業内実技試験を行う。

事前学習 実技試験曲の練習(80分)
事後課題 筆記試験の準備(60分)
15回 定期試験 筆記試験を行う。
16回 総括 定期試験の総評と解説。

事前学習 授業を通して気付いたこと、考えたことをレポートにまとめる(30分)

成績評価の方法・基準 事前事後学習を含む講義への取り組み、筆記試験、実技試験を含め、「ソルフェージュ」50%、「ピアノ」50%の割合で評価する。
教科書・参考書 カワイ出版『誰でも知ってる童謡100選 子どもと歌おう』
チャイルド社『こどものうた100』
使用する教科書は学生の習熟度によって異なる。教科書の購入については講義内で指示する。
履修条件 なし
 戻る