調理の基本Ⅰ  

 平川望美・山下真澄

1単位

 食物栄養科パティシエコース


履修系統図番号 3P-1005
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 必修
授業形態 実習

到達目標 1.食材の特徴と性質を理解する。
2.基本的な調理技術を習得する。
3.日本料理、西洋料理、中国料理の特色を知る。
授業概要   本実習は、食材の知識及び基本的な調理方法、調理技術を習得させることを目的としている。各回は、すべて調理の実習を行い、調理経験を通して、調理技術の向上を図る。加えてその中で調理器具の扱い方や調理用語を理解する。また、日本料理、西洋料理、中国料理の特色を知り、日常の食生活に活用する技術を学ぶ。
本授業は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。
本教科の担当者は、この授業の内容に関連した実務経験を有している。その実務経験を生かして指導にあたる。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 ガイダンス、調理技術の基本(調理器具、包丁の種類や用途、基本食材の計量)、調味料について

日本料理の実習①
炊飯と出し汁の基本
調理の意義と目的、実習室の使用方法、調理技術の基本(包丁の砥ぎ方、計量器の扱い方)、調味料の種類

炊飯の基本、汁物の種類、出汁のとり方(鰹節、昆布)

事後指導:実習ノートをまとめる
2回 日本料理の実習②
焼き物、和え物の基本
焼き物、和え物の種類を知る
筍の取扱い方

事後指導:実習ノートをまとめる
3回 日本料理の実習③
汁物、揚げ物の基本
揚げ物の種類を知る
出汁のとり方(煮干し)

事後指導:実習ノートをまとめる
4回 日本料理の実習④
煮物の基本
煮物の種類を知る
出汁のとり方(干し椎茸)

事後指導:実習ノートをまとめる
5回 日本料理の実習⑤
味ご飯の基本
すし飯の炊き方、合わせ酢の割合、寿司の種類を知る

事後指導:実習ノートをまとめる
6回 西洋料理の実習① 肉料理について知る

事後指導:実習ノートをまとめる
7回 西洋料理の実習② フライについて知る

事後指導:実習ノートをまとめる
8回 西洋料理の実習③ 煮込み料理について知る

事後指導:実習ノートをまとめる
9回 中国料理の実習① 中国料理の食文化を知る。(中国料理の文化圏や実習で作る料理「四川料理」について知る。)とろみをつける調理技術を理解する。

事後指導:実習ノートをまとめる
10回 中国料理の実習② 中国料理と中華料理の違いや料理について知る。中国料理で使用する調味料を理解する。

事前指導:家庭で食べている中華料理について調べる
事後指導:実習ノートをまとめる
11回 中国料理の実習③ ひき肉料理や日本における中華料理の市場を知る。

事後指導:実習ノートをまとめる
12回 イタリア料理の実習 ヨーロッパ料理文化圏を知る。イタリア料理やパスタの種類について理解する。

事後指導:実習ノートをまとめる
13回 韓国料理の実習 韓国料理の歴史、食文化を知る。韓国料理の市場を理解する。

事前指導:頻繁に食べる韓国料理や好きな韓国料理について調べる
事後指導:実習ノートをまとめる
14回 郷土料理の実習
山梨の特産物を使用した料理
郷土料理や伝統料理の特徴や種類を知る。
山梨の郷土料理や行事食を知る。

事前指導:山梨県の郷土料理を調べる
事後指導:実習ノートをまとめる
15回 応用実習(飲物を知る(紅茶))
授業のまとめ
本実習のまとめ
飲み物を知る(紅茶)
授業評価のまとめ

成績評価の方法・基準 実習レポート提出  70%、積極的な取り組み  30%、実習状況を含め総合評価する。

レポートは各授業毎に指定フォーマットにて作成する。
提出は1~8回を1期、9~15回を2期とし、それぞれ各期の期日までに提出する。
提出場所はWebclassにある指定の提出フォルダーに提出する。
教科書・参考書 プリント配布
履修条件 なし
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