深澤早苗・鈴木睦代
1単位
食物栄養科栄養士コース
履修系統図番号 | 8N-2015 |
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科目区分 | 専門教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 栄養士必修 |
授業形態 | 実習 |
到達目標 | 1.ライフステージ別に、生理的・身体的特徴をふまえ、食事の管理を中心とした栄養管理を実践できる。
2.栄養学の専門的な知識を活用し、健全な発育・発達、健康の維持・増進、疾病予防のための栄養管理を実践できる。 3.対象者の特性を理解し、適切な食事計画を立案し、食事の提供を実践できる。 4.実習やグループ活動を通し、対象者に配慮した食事計画および調理の実践ができる。 |
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授業概要 | 本実習は、栄養士の専門教育科目として、専門職として働く場に注目し、食事の管理を中心とした栄養管理をするために必要な知識と技術の修得を目的としている。
栄養学各論の講義で得た知識を基本とし、ライフステージ別(妊娠期・授乳期、新生児・乳幼児期、成長期、成人期、高齢期など)に健康を維持・増進、疾病予防に注目し快適な生活をするためには、どのような食事の管理を中心とした栄養管理をすればよいか知識と技術を修得する。 実習やグループ活動を通し、対象者に配慮した食事計画および調理の知識・技術を修得する。 本実習の担当教員は、管理栄養士・公認スポーツ栄養士として病院・介護老人施設・保育園・スポーツ現場で栄養管理・給食管理の経験がある。現場経験を活かし専門職として働くために必要な知識や実践力とつながる実習を行う。 本授業は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。 |
学習内容 | ||
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回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | ガイダンス
ライフステージ別の食事計画 妊娠期、授乳期の食事の管理を中心とした栄養管理① 妊娠期の食事計画 |
授業の概要、到達目標、栄養士として働くことに注目し、食事・栄養管理を実践するための知識と技術を学ぶことを理解できる。妊娠期、授乳期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。
事前学習:妊娠期、授乳期の栄養を復習する。(40分) 事後学習:妊娠期の献立作成を行う。(60分) |
2回 | 妊娠期、授乳期の食事の管理を中心とした栄養管理②
妊娠期の食事計画、調理実習 |
妊娠期、授乳期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。妊娠期の食事計画および調理ができる。
事前学習:妊娠期の献立作成を行う。(40分) 事後学習:妊娠期の実習内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
3回 | 乳児期の食事の管理を中心とした栄養管理①
調乳実習 |
乳児期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。人工栄養の調乳方法を説明できる。
事前学習:乳汁栄養の復習をする。(40分) 事後学習:離乳食実習の内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
4回 | 乳児期の食事の管理を中心とした栄養管理②
離乳食の食事計画、離乳の進め方、調理実習 |
乳児期の離乳食の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。離乳食の食事計画が説明できる。離乳食の調理ができる。
事前学習:離乳の進め方を復習する。(40分) 事後学習:離乳食実習の内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
5回 | 成長期の食事の管理を中心とした栄養管理①
幼児期 幼児期・保育所給食の食事計画 保育所におけるアレルギーガイドラインについて |
幼児期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。保育所給食の食事計画を説明できる。食物アレルギーについて理解し、保育所におけるアレルギー対応を説明できる。
事前学習:幼児期の栄養と食物アレルギーについて復習する。(40分) 事後学習:保育所給食の献立作成を行う。(60分) |
6回 | 成長期の食事の管理を中心とした栄養管理②
学童期 学童期・学校給食の食事計画 学校におけるアレルギーガイドラインについて |
学習のポイント:学童期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。学校給食の食事計画を説明できる。食物アレルギーについて理解し、学校におけるアレルギー対応を説明できる。
事前学習:学童期の栄養と食物アレルギーについて復習する。(40分) 事後学習:保育所給食の献立作成を行う。(60分) |
7回 | 成長期の食事の管理を中心とした栄養管理③
保育所・学校における食物アレルギー食の食事計画、調理実習 |
学習のポイント:成長期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。保育所・学校における食物アレルギー食の食事計画および調理ができる。
事前学習:保育所給食の献立作成を行う。(40分) 事後学習:保育所・学校における食物アレルギー食実習の内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
8回 | 高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理①
摂食嚥下機能、消化機能に応じた食事計画 |
学習のポイント:高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践するための知識と技術を説明できる。摂食嚥下機能、消化機能に応じた食事計画を説明できる。
事前学習:高齢期の栄養と摂食嚥下機能、消化機能について復習する。(40分) 事後学習:高齢期の献立作成を行う。(60分) |
9回 | 高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理②
摂食嚥下機能、消化機能に応じた食事計画、調理実習 |
学習のポイント:高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理を実践する摂食嚥下機能、消化機能に応じた食事の計画および調理ができる。
事前学習:高齢期の献立作成を行う。(40分) 事後学習:高齢期の実習内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
10回 | 成長期の食事の管理を中心とした栄養管理④ 幼児期
グループにおける保育所給食の食事計画・発注 |
学習のポイント:グループにおいて保育所給食の食事計画の検討を行い、材料発注ができる。
事前学習:保育所給食の献立修正。(40分) 事後学習:グループにおける保育所給食の調理実習に向けて献立の確認を行う。(60分) |
11回 | 成長期の食事の管理を中心とした栄養管理⑤
幼児期 グループにおける保育所給食の食事計画・調理実習 食事計画・調理実習についてプレゼンテーション |
学習のポイント:グループにおける保育所給食の食事計画・調理ができる。それらの目的を明確にしプレゼンテーションができる。
事前学習:プレゼンテーションの準備をする。(40分) 事後学習:実習内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
12回 | 高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理③
グループにおける高齢期食の食事計画・発注 |
学習のポイント:グループにおいて高齢期食の食事計画の検討を行い、材料発注ができる。
事前学習:高齢期食の献立修正。(40分) 事後学習:グループにおける高齢期食の調理実習に向けて献立の確認を行う。(60分) |
13回 | 高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理④
グループにおける高齢期食の食事計画・調理実習 食事計画・調理実習についてプレゼンテーション |
学習のポイント:グループにおける高齢期食の食事計画・調理ができる。それらの目的を明確にしプレゼンテーションができる。
事前学習:プレゼンテーションの準備をする。(40分) 事後学習:実習内容とポイントをレポートにまとめる。(60分) |
14回 | 保育所給食と高齢期食のプレゼンテーション内容についてデスカッション
レポートの完成 |
学習のポイント:保育所給食と高齢期食の他グループのプレゼンテーション内容についてデスカッションを行い、食事計画と調理について理解を深めることができる。
事後学習:デスカッションした内容をレポートにまとめる。(60分) |
15回 | 総括講義
幼児期、高齢期の食事の管理を中心とした栄養管理 幼児期・保育所と高齢期のおやつ実習 |
実習の総評・振り返り、献立・レポートの解説。
授業評価の実施をする。 学習のポイント:幼児期と高齢期の間食について理解し説明ができる。 事後学習:実習内容をまとめる。(60分) |
成績評価の方法・基準 | 献立作成・提出45%、レポート提出35%、実習参加・態度10%、グループ発表10%を含めて評価する。 |
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教科書・参考書 | 教科書:宮澤節子、長浜幸子 編集「新編 応用栄養学実習 第2版」学建書院 (¥2,500+税)
参考文献:津田博子・麻見直美編 「五訂 応用栄養学」建帛社 (¥3,000+税) |
履修条件 | 栄養士資格履修者 |