社会科教育法  

 服部一秀

2単位

 保育科


履修系統図番号 8C-1004
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 教職選択(小)
授業形態 講義

到達目標 1.学習指導要領に示された小学校「社会」教育のねらいを理解し,年次別の「社会」教育のあり方と実践法を身につける。
2.「社会」の学習内容である社会生活の理解,国土の形成とその歴史について理解し,それぞれが現在の社会生活や生産活動にどのように関わっているかを考察する。
3.各種機材の利用や視聴覚教材の作成を通して,具体的な指導計画や学習指導案を作成する。
授業概要   小学校「社会」教育のねらいを考えた上で,学習指導要領の趣旨にそった新たな社会科教育の創意工夫のために,年間指導計画および学習指導案の作成等の教育実践に力点を置いた授業を行う。また,いくつかの具体的テーマを設定して,「社会」教育のあり方と課題を考える。
  本教科の担当者は小学校教員の経験を有する。その経験を生かし社会科の教育法について指導する。
  本講義は、状況によりオンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 授業ガイダンス 本授業の位置づけおよび目的を理解

事後学習:授業の目的を再確認(60分)
2回 小学校学習指導要領を読むⅠ 小学校「社会」の目標と学年別目標の整理(3・4年)

事前学習:3・4学年の目標及び内容の一読(60分)
事後学習:3・4学年の目標及び内容の理解(60分)
3回 小学校学習指導要領を読むⅡ 小学校「社会」の目標と学年別目標の整理(5・6年)
事前学習:5・6学年の目標及び内容の一読(60分)
事後学習:5・6学年の目標及び内容の理解(60分)
4回 地図帳の活用~基礎~ 地図を通して知る空間認識と認知

事前学習:地図の役割(60分)
事後学習:空間認識と空間認知としての地図(60分)
5回 地図帳の活用~応用~ 地図帳の歴史・公民分野への積極的活用

事前学習:地図の役割を再確認(60分)
事後学習:歴史、公民分野への応用方法(60分)
6回 自分で地図を描いてみる 地図を描くことから知る地図の本質

事前学習:通学ルートのイメージ(60分)
事後学習:改めて認知地図を描く(60分)
7回 地図に描かれた地域のすがたとその歴史Ⅰ 旧版地図の種類とその利用法

事前学習:古い地図を探してみる(60分)
事後学習:旧版資料の利用法(60分)
8回 地図に描かれた地域のすがたとその歴史Ⅱ 旧版地図を通してみる土地利用の変化と地域産業の変化

事前学習:地図のルールの確認(60分)
事後学習:地域変化を地図から考える方法(60分)
9回 地域を見る目を養うⅠ 自然環境に影響を受ける地域の生活と文化

事前学習:自然環境全般を再確認(60分)
事後学習:自然環境と生活・文化の関わり(60分)
10回 地域を見る目を養うⅡ 社会・歴史性に影響を受ける地域の生活と産業

事前学習:地域の歴史性を調べる(60分)
事後学習:地域の成り立ちと歴史性の関連(60分)
11回 教材作成の方法Ⅰ わかりやすい教材作りを目指した教材研究の重要性

事前学習:教材のための資料集め(60分)
事後学習:資料の整理と利用法(60分)
12回 教材作成の方法Ⅱ わかりやすい教材作りを目指した教材研究の重要性

事前学習:教材のための資料集め(60分)
事後学習:資料の整理と利用法(60分)
13回 テーマ設定による発表と討論Ⅰ 「豊かな国土」・「先人の業績」・「文化遺産」などのテーマによる発表

事前学習:発表準備(60分)
事後学習:発表内容の自己評価(60分)
14回 テーマ設定による発表と討論Ⅱ 「豊かな国土」・「先人の業績」・「文化遺産」などのテーマによる発表

事前学習:発表準備(60分)
事後学習:発表内容の自己評価(60分)
15回 定期試験
16回 総括講義 本講義のまとめ
事後学習:小学校「社会」における教育実践法の理解と創意
授業評価の実施

成績評価の方法・基準 授業態度10%,授業時のミニレポート,学期末レポート等90%で総合的に評価する。
教科書・参考書 教科書:帝国書院編集部『楽しく学ぶ小学生の地図帳  初訂版』帝国書院(¥893)  
参考書:文部科学省『小学校学習指導要領解説  社会編』日本文教出版(¥121)
履修条件 なし
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