給食運営実習Ⅳ  

 鈴木耕太・鈴木睦代

1単位

 食物栄養科栄養士コース


履修系統図番号 11N-2010
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 栄養士必修
授業形態 演習

到達目標 1.事前学習を通じて、校外実習の目標・ねらいを説明できる。
2.栄養士の職業倫理について、給食運営の中で説明できる。
3.利用者および多職種とのコミュニケーションを実践できる。
4.給食施設の中で献立計画から調理・提供までの給食の運営業務を実践できる。
5.給食施設(児童福祉施設、教育機関、職域、高齢者福祉施設、医療施設)において関連部門・多職種と協働し、利用者の栄養管理を実践できる。
授業概要   本実習は、栄養士として働く場に注目し、給食施設における栄養士の役割を理解し、利用者の栄養管理の課題を関連部門・多職種と共有し、具体的な給食提供に展開するための力を総合的な実習を通して修得する。
  学外の給食現場で実習を通して、学内で学んだ専門教育科目を総合的に活用できる力を修得する。
  利用者の栄養管理のために適切な食事を提供できる実践的な力を身につけることで、栄養士として求められる基本的な資質・能力の全ての向上が目的となる。
  本教科の担当教員は、管理栄養士・公認スポーツ栄養士として病院・介護老人施設・保育園・スポーツ現場で給食管理・栄養管理の経験がある。現場経験を活かし専門職として働くために必要な知識と実践力につながる事前・事後指導を行う。
  本授実習は、状況により、学内実習もしくは演習、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 事前指導①
実習概要説明
実務経験教員の講演
校外実習のねらいを説明できる。
給食の意義・役割等を理解し、利用者に適切な食事を提供するための給食運営に必要な実践的な知識を理解する。
事前学習:衛生管理について復習をする。(30分)
事後学習:衛生管理についてのレポートを作成する。教員から伺った内容をまとめ、学んだこと、感じたこと、気づいたこと等をレポートにまとめる。(60分)
2回 事前指導②
レポート課題について
実習の心得①
校外実習で求められる基礎知識を理解する。
給食の意義・役割等を理解し、利用者に適切な食事を提供するための給食運営に必要な実践的な知識を理解する。
事前学習:食物アレルギー・食物アレルギー対応について復習をする。(30分)
事後学習:食物アレルギー・食物アレルギー対応についてのレポートを作成する。教員から伺った内容をまとめ、学んだこと、感じたこと、気づいたこと等をレポートにまとめる。(60分)
3回 事前指導③
実習施設栄養士講演1
福祉施設の栄養士業務について
福祉施設で働く栄養士から、栄養士業務、実習に臨む姿勢、事前学習、準備事項等を伺い、給食現場での実習を通して 適切な食事を提供するための目標・ねらいを具体的に説明できる。  
事後学習:講師から伺った内容をまとめ、学んだこと、感じたこと、気づいたこと等をレポートにまとめる。(60分)
4回 事前指導④
実習施設栄養士講演2
医療施設の栄養士業務について
医療施設で働く栄養士から、栄養士業務、実習に臨む姿勢、事前学習、準備事項等を伺い、給食現場での実習を通して 適切な食事を提供するための目標・ねらいを具体的に説明できる。  
事後学習:講師から伺った内容をまとめ、学んだこと、感じたこと、気づいたこと等をレポートにまとめる。(60分)
5回 事前指導⑤
実習にあたっての諸注意
健康管理について
実習生調書下書き作成
校外実習の目標を説明できる。
校外実習の目標・ねらいを説明できる。
給食の意義・役割等を理解し、利用者に適切な食事を提供するための給食運営に必要な実践的な知識や技術について説明できる。
事前学習:食事提供者の特徴について(30分)
事後学習:食事提供者の特徴についてレポートを作成する。教員から伺った内容をまとめ、学んだこと、感じたこと、気づいたこと等をレポートにまとめる。(60分)
6回 事前指導⑥
実習の心得②
事前指導⑥
基本的マナーについて説明できる。
事前の準備(細菌検査、事前挨拶等)を行い、実践に向けた必要事項を説明できる。
7回 事前指導⑦ チェック用紙の確認をし健康管理について説明できる。
お礼状の書き方が説明できる。
事後学習:事前レポートを振り返り実習に備える。
8回 事前指導⑧
最終指導
栄養士の職業倫理について、給食運営の中で説明できる。
過去の実習状況について。
9回 校外実習(45時間) 栄養士の職業倫理について、給食運営の中で説明できる。
利用者および多職種とのコミュニケーションを実践できる。
給食施設の中で献立計画から調理・提供までの給食の運営業務を実践できる。
給食施設(児童福祉施設、教育機関、職域、高齢者福祉施設、医療施設)において関連部門・多職種と協働し、利用者の栄養管理を実践できる。
10回 事後指導① 校外の給食現場で実習を通して実践したことを説明できる。
事後学習:給食運営実習記録(実習ノート)を完成させる。(90分)
11回 事後指導②  報告会 他者の実習報告を聴き、実習で実践したことの理解を深める、栄養士として働く場に注目し、給食施設における栄養士の役割について説明できる。
実習内容や反省点等についてグループディスカッションを行う。
本実習の総評、自己評価、授業評価を行う。

成績評価の方法・基準 実習施設による評価70%、レポート10%、実習記録10%、事前指導の授業態度10%等で評価を行う。 
教科書・参考書 資料
給食運営実習記録(実習ノート)
履修条件 1年次の栄養士専門教育科目が履修済みであること  
 戻る