佐藤喜美子
1単位
保育科
履修系統図番号 | 10C-1085 |
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科目区分 | 専門教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 教職必修(幼) 保育士必修 |
授業形態 | 演習 |
到達目標 | 1 幼児の言葉の発達や意義について理解することができる。
2 言葉あそびなど言葉に対する感覚を豊かにする実践を理解し、教材作成などにその 知識・技能を活用することができる。 3 絵本など、児童文化財の意義を理解し、子どもの生活や遊びを豊かに展開する方法 を身に付ける。 |
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授業概要 | 領域言葉の指導の基盤となる知識・技能を身に付けるため次のことを学ぶ。
①人間にとっての言葉の意義や機能 ②子どもの言葉の発達過程 ③言葉に対する感覚を豊かにする遊びや活動 ④言葉遊びの意義と実際 ⑤児童文化財の意義と実際 なお、本授業は、状況によって、オンライン等を用いた遠隔授業を行います。 |
学習内容 | ||
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回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | 人間にとっての言葉の意義や機能
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○映像資料(DVD)を見て、人間にとっての言葉の意義や機能について学ぶ
○毎回2冊の絵本(言葉を育むことに使えるもの)の聞き取りとリポートの提出 事後学習 DVD視聴から、乳幼児の言葉の発達に係わる大人としてどのようなことが重要かをまとめてくる(120分) |
2回 | 乳幼児の言葉の発達過程 | ○資料をもとに子どもの言葉の発達過程について学ぶ。
○4人のグループワークで、互いの事例を交流し本時の学びを踏まえて、よりよい支援援助の在り方について話し合う 事前学習 各自の実習を振り返り,言葉に係わる体験を事例としてリポートにまとめる(120分) 事後学習 実習の中で経験した、言葉に関する困った事例からよりよい保育の展開について構想をまとめてくる(120分) |
3回 | 言葉遊びの意義と実際 その1
『なぞなぞ遊びと 思考力・判断力・表現力の芽生え』 |
○資料をもとに、言葉に対する感覚を豊かにする実践を学ぶ(なぞなぞ遊びなど)
○4人のグループワークで、経験した言葉の楽しさに気づくような遊びにするにはどうするかを検討する 事前学習 実習などで見たごっこ遊びや劇遊びなどについてまとめてくる(120分) 事後学習 言葉遊び教材集の作成に取り掛かる(120分) |
4回 | 言葉遊びの意義と実際 その2
『お話遊び 早口言葉 かるたづくり お手紙ごっこ オノマトペ アナグラム』 |
○課題プリントのオノマトペ アナグラム アクロスティック かぞえうた 回文 お話遊びなどを何歳児向けか、分けて教材として完成する
事前学習 言葉遊びに使える絵本などを探してくる(120分) 事後学習 現場実践に使えるように、本時学習したものを言葉遊び教材集として完成する(120分) |
5回 | 言葉遊びの意義と実際とまとめ その3
『絵本スイミーを使ってよりよい読み方を知る』 |
○『子どものためのなぞなぞ集』などを参考にして、言葉遊び教材集を完成する
○スイミーを使って、読み語りの方法を学び、朗読台本を作成する 事前学習 各自、スイミーの絵本の読みの練習をしてノートに写してくる(120分) 事後学習 本時の学びを踏まえて、仲間と考えた言葉遊びを教材集として現場で使えるようにまとめておく(120分) |
6回 | 児童文化財の意義と実際 その1
お話会の発表の話し合いと準備 言葉あそび・手遊び・絵本の読み語り |
○資料をもとに絵本 昔話 紙芝居 手遊び 言葉遊び など)について学ぶ
○映像資料(DVD)を視聴して4人のグループワークで、「おはなし会」について話し合い、4人で構想する 事前学習 実習その他の機会に視聴した『おはなし会』を振り返り、演ずるのに必要なものをまとめてくる。 事後学習 実際にやってみたい『おはなし会』を構想する |
7回 | 児童文化財の意義と実際 その2
お話会の発表演習 言葉あそび・手遊び・絵本の読み語り |
○4人のグループワークで、保育構想のもと『おはなし会』の演習発表を見合う
事前学習 「おはなし会』発表の準備・練習をする(120分) 事後学習 「おはなし会」の準備をして練習してくる(120分) |
8回 | 前半:お話会の発表演習 その3
言葉あそび・手遊び・絵本の読み語り 後半:総括講義 課題や演習についての講評 |
○4人のグループワークで、準備した「おはなし会」を演習発表を見合う。
○総括(フィードバックの方法) ・演習の際の個々の学生への指導助言を行う ・活用した言葉遊び教材集への助言を行う 事前学習 『おはなし会』発表の準備・練習をする(120分) 事後学習 本演習の目標達成の振り返りをする。(120分) |
成績評価の方法・基準 | ○本演習の次の3つの課題を完成して提出する
1 言葉遊び教材集の作成(40%) 2 絵本読み語り朗読台本(10%) 3 言葉への興味・関心を育てる【絵本】の学びリポートなど、毎時間の課題リポート (20%) 4 『おはなし会の演習』発表の表現力や技量の評価(30%) 以上、1234により評価・評定を行う。 |
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教科書・参考書 | ○資料は随時配付する。
○教科書: 著者:三神敬子 発行所:山梨学院短期大学『こどものためのことばあそび「なぞなぞ」集』(授業期間中、各自に1冊ずつ貸与する) ○参考文献 映像資料 ・厚生労働省「保育所保育指針 解説書」 ・文部科学省「幼稚園教育要領 解説書」 ・内閣府 文部科学省 厚生労働省「幼保連携型認定子ども園教育・保育要領 解説書」 ・(DVD)①「子どもの言葉」~保育現場での成長・発達~ (DVD)②「ことばを育てる語りかけ育児」 |
履修条件 | 特になし |