保育学  

 中込まゆみ

2単位

 食物栄養科栄養士コース


履修系統図番号 2NP-0701
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択
授業形態 講義

到達目標 1.保育の基本的理念や子どもを育てることの意義を理解する。
2.子どもの成長、発達の基本と親のかかわり、社会のかかわりについて理解する。
3.保育をめぐる今日的課題について考察し、子どもの育ちを支える適切な態度を身に
    付ける。  
授業概要  乳幼児期は人生を通してのありようを方向づける重要な時期である。本授業では、子どもの誕生から幼児期までの成長の過程における発達や養育に関する基本的な知識を得ることを目的とする。また、子育てをめぐる現在の状況と課題、そこに至るまでの歴史的経緯を認識し、これからの保育のあり方を親の立場および社会の構成員の立場からともに考え、積極的に実践していく態度を養う。
  なお、「子どもの生活と食事」の学習では、各自が調べた内容をプレゼンテーションすることにより学習を深める。
  本授業は、状況によってオンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 保育の世界 授業概要と進め方

事前学習:自身の幼児期の保育・教育経験について振り返り、400字程度でレポートをまとめておく。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
2回 子どもの成長・発達① 乳幼児の発達段階における身体的・精神的成長や発達の特徴の理解

事前学習:自身の幼少期において年齢ごとにどのような変化があったかを振り返り、まとめる。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
3回 子どもの成長・発達② 愛着と自律、親のかかわりと人格形成、子育てにおける親の責任・社会の責任についての理解

事前学習:愛着について調べ、幼少期における親子関係を振り返り、まとめる。(120分)
事後学習:親の養育態度についてまとめ、演習課題に答える。(120分)
4回 子育て支援の取り組み 保育に関する法制度、児童福祉の理念、子育て支援の政策・制度、虐待をめぐる問題についての理解

事前学習:国や県、市町村の子育て支援政策を調べてまとめる。(120分)
事後学習:これからの児童福祉のあり方について考察し、まとめる。(120分)
5回 保育の歴史① 近代社会の成立と「子ども」の誕生
西洋における保育の思想史

事前学習:配布資料を読み、「子ども」の特質について400字程度でレポートをまとめる。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
6回 保育の歴史② 日本における近代化と保育のはじまり
大正新教育における保育と戦後の保育

事前学習:配布資料を読み、日本における保育施設の成立とその後の流れについて400字程度でレポートをまとめる。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
7回 子どもが育つ環境① 子どもの発達を助長する環境についての理解
子どもにとっての遊び、絵本や遊具の役割

事前学習:幼少期の遊びについて振り返り、印象に残っている絵本や遊具についてまとめる。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
8回 子どもが育つ環境② 子どもの発達を助長する環境についての理解
自然とのかかわり、生きものとの触れ合い

事前学習:幼少期の遊びについて振り返り、自然や生きものとのかかわりで印象に残っていることについてまとめる。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
9回 子どもの生活と食事① 乳幼児の成長と食事の重要性の理解

事前学習:食物アレルギーに関する情報を集めて整理する。(120分)
事後学習:食事に関する演習課題に答える。(120分)
10回 子どもの生活と食事② 子どもの生活と食事についての発表と討論

事前学習:プレゼンテーションの準備(120分)
事後学習:プレゼンテーションと討論会のまとめ(120分)
11回 子どもの生活と食事③ 子どもの生活と食事についての発表と討論

事前学習:プレゼンテーションの準備(120分)
事後学習:プレゼンテーションと討論会のまとめ(120分)
12回 保育の現状と課題① 国内外における保育の取り組み
多様な文化的背景を持つ子どもたち

事前学習:配布資料を読んでおく。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
13回 保育の現状と課題② 国内外における保育の取り組み
「障害」のある子どもたち

事前学習:配布資料を読んでおく。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
14回 保育の現状と課題③ 国内外における保育の取り組み
哲学対話

事前学習:配布資料を読んでおく。(120分)
事後学習:講義内容と配付プリントの復習(120分)
15回 定期試験 筆記試験

事前学習:授業内配付プリントなどを用いた、これまでの14回分の授業の復習(120分)
16回 総括講義 定期試験の解説と総評
授業評価実施

事後学習:定期試験問題を通した授業全体の振り返り(180分)

成績評価の方法・基準 提出物(毎回のコメントシート)50%、プレゼンテーション25%、定期試験25%
教科書・参考書 教科書:プリントを配布する
参考書:授業内で紹介する
履修条件 なし
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