給食運営実習Ⅲ  

 青木慎悟・鈴木睦代

1単位

 食物栄養科栄養士コース


履修系統図番号 11N-1005
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 選択 栄養士必修
授業形態 実習

到達目標 この授業が終了したときに、受講者の皆さんが次のような知識、技能を身につけることを到達目標とします。
1.事前学習を通じて、校外実習の目標・ねらいを説明できる。
2.栄養士の職業倫理について、給食運営の中で説明できる。
3.利用者および多職種とのコミュニケーションを実践できる。
4.給食施設の中で、献立計画から調理・提供までの給食の運営業務を実践できる。
5.給食施設において、関連部門・多職種と協同し、利用者の栄養管理を実践できる。
授業概要   この実習は栄養士必修科目であり、初めての学外実習科目である。実習は学院幼稚園給食室で行い、管理栄養士の指導のもとに、給食業務の流れや栄養指導の実際を学び、実習を通して専門職についての理解を深めることを目的とする。本実習では事前指導・実習体験・事後指導を行う。
※本実習は、状況により、学内実習もしくは演習、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行う。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 事前学習1
・実習概要説明(目的、本実習の位置づけ、心構え、身だしなみ等)
・実習日程説明
実習の目的や心構え等について学習し、この実習を通じた到達目標1~5について理解する。

事前学習:給食運営論の学習内容を復習する(30分)
事後学習:学習内容の振り返りを行う(30分)
2回 事前学習2
・給食業務と幼児の特徴について
★ 個人調書の下書き作成
給食業務と幼児の特徴(月齢別の食行動の特徴、食べづらい食品の特徴等)について学習する。
調書の作成を通じて、実習生としての心構えや目的意識を明確にする。

事前学習:これまでの学習内容を復習する(30分)
事後学習:課題プリントを完成させる(120分)
          調書の下書きを完成させる(60分)
3回 事前学習3
・給食業務と食物アレルギーについて
★ 個人調書の清書作成
給食業務と食物アレルギー(食物アレルギーの原因食品、給食対応等)について学習する。
調書の作成を通じて、実習生としての心構えや目的意識を明確にする。

事前学習:これまでの学習内容を復習する(30分)
事後学習:課題プリントを完成させる(60分)
          調書の清書を完成させる(60分)
4回 事前学習4
・実習における留意事項、諸注意等
★各種書類(実習票、評価票、誓約書、健康チェック表等)の作成
実習における留意事項について具体的に学習する。
各種書類の作成を通じて、実習生としての心構えや目的意識を明確にする。

事前学習:これまでの学習内容を復習する(30分)
事後学習:学習内容の振り返りを行う(30分)
5回 事前学習5
 ・幼稚園教諭および幼稚園管理栄養士からの指導
幼稚園教諭および幼稚園管理栄養士から、幼稚園における給食業務の実際、具体的な実習内容、持ち物、注意事項等について具体的な指導を受ける。

事前学習:これまでの学習内容を復習する(30分)
事後学習:実習ノートに学習した内容をまとめる(60分)
6回 事前学習6
・実習における留意事項、諸注意等の再確認
・食物栄養科長からの指導
・細菌検査について
・事前指導動画について
実習における留意事項について具体的に学習する。
食物栄養科長のお話を通じて、実習生としての心構えや目的意識を明確にする。

事前学習:これまでの学習内容を復習する(30分)
事後学習:事前視聴動画の内容を実習ノートにまとめる(240分)
7回 事前学習7
・過去の実習状況について
・実習時の基本的マナーについて
・日程、持ち物等の確認等
具体的な事例を挙げながら、実習において必要な基本的マナーについて最終確認を行う。これまでの学習で、到達目標1、2が達成できたか確認する。

事前学習:これまでの学習内容、事前視聴動画の内容を復習する(60分)
事後学習:学習内容の振り返りを行う(30分)
8回 学外実習(45時間以上)
・施設の概要、給食組織や関係職員構成、給食対象の理解、給食方法と給食形態、衛生管理、食材管理、調理機器の使用法、諸帳簿、栄養指導など
★ 給食運営実習記録(実習ノート)作成
事前学習の内容をふまえ、到達目標3~5の達成を目標に、主体的に実習に取り組む。

事前学習:これまでの学習内容、事前視聴動画の内容を復習する(60分)
事後学習:実習ノートを完成させる(360分)
9回 事後学習
・学習内容の振り返り
・本実習の総評、自己評価、授業評価
★ 給食運営実習記録(実習ノート)提出
実習内容や反省点等について振り返りを行い、到達目標1~5が達成できたか自己評価を行う。

事前学習:事前指導および学外実習で学習したことを復習する(60分)
事後学習:学外実習で学習した内容をふまえ、あらためて給食運営論の学習内容を復習する(60分)

成績評価の方法・基準 実習施設による評価70%
実習ノート15%
事前指導における提出物および授業態度15%
教科書・参考書 配布資料
給食運営実習記録(実習ノート)
 
履修条件 栄養士資格の取得を希望する者
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