栄養学総論  

 吉野美香

2単位

 食物栄養科栄養士コース


履修系統図番号 8N-1005
科目区分 専門教育科目
必修、選択の別 必修 栄養士必修
授業形態 講義

到達目標 1.エネルギー産生栄養素の種類と化学的性質を説明できる
2.エネルギー産生栄養素の生理的機能を説明できる
授業概要   本講義は、食物栄養科で学ぶ多くの科目の基礎です。
エネルギー産生栄養素の生理機能を理解するために、栄養素の化学的な性質を踏まえな
がら食物に含まれる栄養素の消化吸収及び体内動態を中心に講義を行います。
授業は、前回の復習と本題で構成し、事後学習として復習課題を課します。
授業内容をしっかりと理解するために特に復習に力を注いでください。
到達度の確認のため小テストを3回行います。
また、事前学習で行なった内容について「反転授業」にて取り上げます。
なお、本授業は、状況によって、オンライン教材等を用いた遠隔授業を行います。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 講義内容の説明、健康の概念 健康と栄養素のつながり

事前学習:高校までに学んだ「栄養素とはなにか」をまとめる(30分)
事後学習:教科書を読み返す(1-10頁)、復習課題に取り組む(60分)
2回 炭水化物の栄養1  基本構造と化学的性質 炭水化物の化学①単糖、少糖

事前学習:教科書62~67頁を読み、炭水化物の化学的な構造及び性質についてまとめる(30分)
事後学習:授業内容をまとめ、復習課題に取り組む(60分)
3回 炭水化物の栄養2  基本構造と化学的性質 炭水化物の化学②少糖、多糖、食物繊維

事前学習:教科書62~67頁を読み、炭水化物の化学的な構造及び性質についてまとめる(30分)
事後学習:授業内容をまとめ、復習課題に取り組む(60分)
4回 炭水化物の栄養3  消化・吸収 人体の構造と炭水化物の消化吸収

事前学習:教科書を読み炭水化物の消化に関わる臓器、消化酵素についてまとめる(13-15・70-71頁)(30分)
事後学習:授業内容をまとめ、復習課題に取り組む(60分)
5回 炭水化物の栄養4  体内での働き 空腹時と摂食時の糖代謝

事前学習:教科書を読み、臓器及び細胞内での糖の利用についてまとめる(67-69頁、71-75頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
6回 脂質の栄養1  基本構造と化学的性質 脂質の化学

事前学習:教科書を読み、脂質の化学的な構造及び性質についてまとめる(44-47頁)(30分)
事後学習:授業内容をまとめ、復習課題に取り組む(60分)
7回 脂質の栄養2  消化・吸収・代謝 人体の構造と脂質の消化吸収、体内輸送

事前学習:教科書を読み、脂質の消化に関わる臓器、消化酵素、吸収後の動態についてまとめる(16-18、53-54頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習プリントに取り組む(60分)
8回 脂質の栄養3  体内でのはたらき 体内輸送、空腹時と摂食時の脂質の代謝

事前学習:教科書を読み、臓器及び細胞内における脂質の利用についてまとめる(47-61頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
9回 たんぱく質の栄養1  基本構造と化学的性質 アミノ酸・たんぱく質の化学

事前学習:教科書を読み、タンパク質、アミノ酸の化学的な構造及び性質についてまとめる(26-33頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
10回 たんぱく質の栄養2  消化・吸収 人体の構造とたんぱく質の消化吸収

事前学習:教科書を読み、タンパク質の消化に関わる臓器、消化酵素、吸収後の動態についてまとめる(39-41頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ(ノート整理)、復習課題に取り組む(60分)
11回 たんぱく質の栄養3  体内でのはたらき1 たんぱく質・アミノ酸の代謝とアレルギー

事前学習:教科書を読み、タンパク質の動き、代謝回転についてまとめる(33-35、41-42頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
12回 たくぱく質の栄養4  体内でのはたらき2 たんぱく質栄養価の判定

事前学習:教科書を読み、タンパク質栄養価の判定法(生物学的方法、化学的方法)についてまとめる(36-39頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
13回 エネルギー代謝1 エネルギー代謝の判定方法、燃焼値、収支

事前学習:教科書を読み、エネルギー量及びエネルギー代謝量の測定についてまとめる(81-94頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
14回 エネルギー代謝2
栄養と遺伝子
アルコールの栄養、運動と栄養、
栄養素のミクロなはたらき

事前学習:教科書を読み、アルコールの代謝、運動に必要な栄養素(95-102頁)、栄養素と遺伝子、食生活と遺伝子についてまとめる(147-153頁)(30分)
事後学習:授業内容のまとめ、復習課題に取り組む(60分)
15回 定期試験 総復習

事前学習:第1回から第14回の授業の復習(60分)
事後学習:理解が不充分だったところの復習(30分)
16回 総括講義 理解不足の部分の明確化
定期試験の解説  

事前学習:理解できなかった部分をまとめる(45分)
事後学習:各単元を総復習する(45分)

成績評価の方法・基準 定期試験80%、小テスト3回  20%
教科書・参考書 吉田勉  編「わかりやすい栄養学  改定5版」三共出版(2,484円)
履修条件 なし
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