小林祐一
2単位
専攻科保育専攻
履修系統図番号 | 10A-1025 |
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科目区分 | 専門教育科目 |
必修、選択の別 | 選択 教職必修(小) |
授業形態 | 演習 |
到達目標 | 1.小学校学習指導要領に基づき「生活科」の目標や内容を理解する。
2.生活科の授業における各内容ごとの子どもの活動や教師の役割を理解する。 3.生活の授業を実施する上で必要な,授業構想の手順や教材づくりのスキルを身につける。 |
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授業概要 | 本演習においては,小学校教諭免許状取得に必要な知識・技能の習得を目指し,小学校生活科の内容を,その指導方法と関連づけて学ぶ。状況によってオンライン教材等を用いた遠隔授業を行う場合がある。
本演習の担当者は,この授業の内容に関連した実務経験を有している。その実務経験を生かして指導にあたる。 |
学習内容 | ||
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回数 | 内容 | 学習のポイント(事前事後の学習を含む) |
1回 | ガイダンス
生活科教育の基本的な考え方① |
学習のポイント:生活科の授業イメージ(グループワーク)/生活科の学習指導要領の目標と構造
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第2章・第1節:教科目標」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
2回 | 生活科教育の基本的な考え方② | 学習のポイント:生活科が目指す子ども像/生活科の誕生に至る経緯と期待
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第2章・第2節:学年の目標」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
3回 | 生活科の内容と授業展開:スタートカリキュラムとしての「学校たんけん」 | 学習のポイント:内容(1)学校と生活/幼保小の接続
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第3章・第1節:内容構成の考え方」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
4回 | 生活科の内容と授業展開:「町たんけん」の単元構成① | 学習のポイント:内容(3)地域と生活,(4)公共物や公共施設の利用/事例の考察(ディスカッション)
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第3章・第2節:生活科の内容」の前半部分を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
5回 | 生活科の内容と授業展開:「町たんけん」の単元構成② | 学習のポイント:内容(3)地域と生活,(4)公共物や公共施設の利用/大学構外での調査(フィールドワーク)
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第3章・第2節:生活科の内容」の後半部分を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
6回 | 生活科の内容と授業展開:「町たんけん」の単元構成③ | 学習のポイント:たんけんマップの作成/フィールドワークに基づく単元構想
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第4章・1 指導計画作成上の配慮事項」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
7回 | 生活科授業における教師の役割① ~活動のきっかけづくり~ | 学習のポイント:単元の導入のあり方/単元の配列と年間指導計画
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第4章・2 内容の取扱いについての配慮事項」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
8回 | 生活科授業における教師の役割② ~活動の連続・発展~ | 学習のポイント:単元構成と指導案/子どもの反応の想定
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第5章・第1節:指導計画と学習指導の基本的な考え方」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
9回 | 授業構想の手順とスキル:「おもちゃづくり」における素材の教材化① | 学習のポイント:内容(6)自然や物を使った遊び/動くおもちゃ(実習)
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第5章・第2節:生活科における年間指導計画」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
10回 | 授業構想の手順とスキル:「おもちゃづくり」における素材の教材化② | 学習のポイント:内容(6)自然や物を使った遊び,(8)生活や出来事の伝えあい/動くおもちゃ(実習,発表)
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第5章・第3節:単元計画の作成」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
11回 | 授業構想の手順と子どもの姿の考察:「動植物の飼育栽培」における気づきの質① | 学習のポイント:内容(7)動植物の飼育・栽培,(5)季節の変化と生活/教材研究と子どもの反応の想定(実習,フィールドワーク)
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第5章・第4節:学習指導の進め方」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
12回 | 授業構想の手順と子どもの姿の考察:「動植物の飼育栽培」における気づきの質② | 学習のポイント:内容(7)動植物の飼育・栽培,(5)季節の変化と生活/教材研究と子どもの反応の想定(実習,フィールドワーク)
事前学習:学習指導要領解説・生活科編の「第1章・総説」を読み,キーワードと要点をまとめる。(90分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(90分) |
13回 | 子どもの「振り返り」と,生活科における「評価」 | 学習のポイント:評価の種類と手法
事前学習:webで国立教育政策研究所の「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 生活」を検索して「第1編・第2編」を読み,要点をまとめる。(120分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(60分) |
14回 | 生活科における教科書の活用 | 学習のポイント:生活科教科書の学年別・出版社別比較/授業づくりにおける教科書の活用法
事前学習:webで国立教育政策研究所の「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 生活」を検索して「第3編」を読み,要点をまとめる。(120分) 事後学習:講義内容と配付プリントの復習。(60分) |
15回 | 幼保小接続に果たす生活科の役割
総括講義 |
学習のポイント:スタートカリキュラムとアプローチカリキュラム/幼保小の架け橋プログラム/15回の授業の全体像及び各回の位置づけの確認と解説/授業評価の実施
事前学習:「スタートカリキュラム」「アプローチカリキュラム」「幼保小の架け橋プログラム」について文献やwebで調べ,要点をまとめる(120分) 事後学習:全授業の振り返り。(60分) |
成績評価の方法・基準 | 毎時間の提出物(レポート,製作物等)65% 授業への取り組み35% |
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教科書・参考書 | 教科書・参考文献
「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 生活編」東洋館出版社(\134+税) 「幼児教育と小学校教育がつながるってどういうこと?」東洋館出版社(\1,700) ※その他,授業の中で随時資料を紹介する。 |
履修条件 | 幼稚園教職課程履修者 小学校教職課程履修者 |