経済学   家計・企業・政府のかかわり

 片田興

2単位

 食物栄養科パティシエコース


履修系統図番号 2NPC-0105
科目区分 一般基礎教育科目
必修、選択の別 選択
授業形態 講義

到達目標   本授業での到達目標は、①経済学の基本的用語を理解することから始まり、②経済活動
を実際に行っている家計・企業・政府の役割を理解することにあります。その上で、③現在の世界的な経済活動の変化を踏まえ、皆さんが今後の日本の経済活動の課題を把握し、その課題に対する対応策を提示できる能力を養うことを最終的な到達目標とします。
  このように、本授業の到達目標は、上述した①②③について、受講生の皆さんが段階的に修得することです。
授業概要   本授業の目的は、受講生の皆さんが、家計・企業・政府という3つの経済主体による経済活動の役割と課題を理解し、その上で、これらの役割と課題に対する今日的な対応策を提示できる能力を養うことにあります。
  本授業は、基本的に教室での対面授業で実施する予定です。なお、通常の対面授業では「ディスカッション、ディベート、討議」等を授業に導入する予定です。皆さんともに頑張っていきましょう。

学習内容
回数 内容 学習のポイント(事前事後の学習を含む)
1回 「経済学」で学ぶこと(オリエンテーション) 授業の全体像と教科の目的・役割等の説明

事前学習:「経済学」の全体像についてあらかじめ調べる(60分)
事後学習:「経済学」を学習する上で、その役割を整理する(120分)
2回 経済・経済活動とは何か(経済・経済活動の定義) 経済・経済活動の定義を踏まえ、経済学の分析視点を説明

事前学習:経済・経済活動について調べる(60分)
事後学習:経済学の分析視点を復習する(120分)
3回 経済活動の主体と混合経済の役割(混合経済システムの意義と役割) 経済活動を支える3つの主体(家計・企業・政府)の意味と、混合経済の役割を説明

事前学習:経済主体について調べる(60分)
事後学習:経済主体と混合経済の役割を復習する(120分)
4回 市場の変化と市場メカニズムⅠ(需要と供給の関係) 需要・供給が変化する要因と、その変化が市場に及ぼす影響を説明

事前学習:市場の変化とは何か調べる(60分)
事後学習:市場の変化が及ぼす影響を復習する(120分)
5回 市場の変化と市場メカニズムⅡ(市場の条件変化と市場メカニズムの関係) 市場の変化と市場メカニズムの関係を説明

事前学習:市場の変化と市場メカニズムの関係とは何か調べる(60分)
事後学習:市場メカニズムの全体像を復習する(120分)
6回 経済成長とGNP・GDP(GNPとGDPの違いとその内容) GNP・GDP等の概念整理と、国民経済(日本経済)を支えるメカニズムを説明

事前学習:GDP等の概念とは何か調べる(60分)
事後学習:GDP等の概念と国民経済の関係を復習する(120分)
7回 GDPの意義と役割(GDPの構成要素とその役割) GDP等の構成要素と、実質・名目成長率の内容を説明

事前学習:GDP等の構成要素について調べる(60分)
事後学習:実質・名目成長率の意味と役割を復習する(120分)
8回 景気変動と景気対策Ⅰ(景気変動の4つの局面) 景気変動における「回復」・「好況」・「後退」・「不況」の4つのサイクルを説明

事前学習:景気のサイクルとは何か調べる(60分)
事後学習:景気変動と景気サイクルの関係を復習する(120分)
9回 景気変動と景気対策Ⅱ(景気変動の作用と景気対策・イノベーションの役割) 景気変動に対する経済政策の意義と役割について説明(特にイノベーションの役割について)

事前学習:経済政策とは何か調べる(60分)
事後学習:景気変動に対する経済政策の役割を復習する(120分)
10回 国際経済の理解(国際収支・国際為替と貿易等の関係) 国際収支及び為替の意味と対外貿易の内容を説明

事前学習:国際収支及び為替とは何かを調べる(60分)
事後学習: 対外貿易の在り方について復習する(120分)
11回 国際経済機関の変遷と世界経済の今日的動向(第2次世界大戦の国際経済機関と今日の国際経済体制について) 第2次世界大戦後の国際経済機関の変遷とその整理を踏まえ今日の世界経済体制を説明

事前学習:戦後の国際経済機関と国際経済体制について調べる(60分)
事後学習:学習内容を踏まえ今後の国際経済体制の在り方を復習する(120分)
12回 金融の仕組みとその機能(日本銀行の役割と課題) 金融の仕組みとその循環について日本銀行の機能・役割を説明

事前学習:金融における日本銀行の役割を調べる(60分)
事後学習:金融市場における日本銀行の抱える課題について復習する(120分)
13回 財政の仕組みとその機能(政府の役割と課題) 財政の仕組みとその機能・役割を説明

事前学習:財政とは何かを調べる(60分)
事後学習:財政が経済活動に果たす機能と役割について復習する(120分)
14回 少子高齢時代における日本社会の行方(社会保障政策を中心に) 少子高齢時代における社会保障政策の役割を説明

事前学習:社会保障政策とは何かを調べる(60分)
事後学習:少子高齢時代における社会保障の役割及び今後の日本社会の在り方について復習(120分)
15回 定期試験 レポートに基づく
16回 総括講義 試験結果の講評と授業総括の実施
授業評価の実施

成績評価の方法・基準 レポート試験70%、授業への積極的な取り組み30%で評価します
教科書・参考書 授業用のレジュメを使用
授業用の資料等を使用
授業はパワーポイントを使用して行う
履修条件 なし
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